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狼のようなイルマ

狼のようなイルマ

狼のようなイルマ

作家
結城充考
出版社
祥伝社
発売日
2015-05-14
ISBN
9784396634681
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狼のようなイルマ / 感想・レビュー

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タックン

クロハシリーズの作家さんの新シリーズっぽい女性刑事もの。相変わらず無機質で無国籍で近未来的な文体。2人の殺し屋の背景やキャラに引き込まれるけど、特に(低温)の生い立ちを描写部分は長くてわかりずらいので読みにくい印象があった。ヒロインのイルマのキャラも強烈だけどそれ以上に2人の殺し屋(低温)(蜘蛛)のキャラが強くてヒロインがキャラ負けしてた感が・・・・。題名の(狼のような・・)はなかなか上手いと思った。最後ははっきりせず終わった感じ。(蜘蛛)が逃げたから続編があるかな?

2015/08/10

タックン

再読。静のクロハに対し、動のイルマって感じ。狼のような行動と捜査力でもの凄い検挙率を誇るが若干20代で警部補になれたのはやっぱクロハのような頭脳も持ち合わせている。命を顧みないようながむしゃらな女刑事にハラハラどきどきするが、過去に弟を水難事故で失った喪失感がそうさせている。 事件の構図は日本の新興ベンチャー情報産業とその技術を狙う中国国家と黒社会って感じ。 そして低温って殺し屋の中国の黒核子・無国籍子が黒社会でしか生きられない哀れな末路が怖いし悲しい。 蜘蛛って薬物使いが怖かったが素顔に拍子抜けした。

2023/11/30

keith

連続毒殺事件を追う孤高の女刑事イルマ。しかし、キャラの魅力でいうと低温の方かな。低温が主役のノワールでも面白かったかも。ただ、低温のような生い立ちや生きざまは他の人の作品でも読んだことがあるような気がした。

2015/06/27

ぽぽ♪

最初の蜘蛛のやり取りがグロくて閉口しました…前半ちょっと読みにくかったですが、後半事件が動き出してくると、段々とスピード感が増して面白かったです。入間と宇野のコンビが良い感じで、これから又シリーズ化して欲しいです。人名がカタカナと漢字が混じってるので、漢字に統一して欲しかったのと、入間の過去がもう少し掘り下げ書いて欲しかったです。

2015/06/05

ちゃんちゃん

駅構内での不審死を追う捜査一課、検挙率一の女刑事、イルマ。細かいピースをつなぎ合わせ、真実を追う展開。なかなかのハードボイルド。「蜘蛛」と「低温」の二人の殺し屋の対比にも引き込まれます。映像にしたら、映えるかもですね。このラストなら、次もありそう~期待しときます。

2015/08/06

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