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ランチ酒

ランチ酒

ランチ酒

作家
原田ひ香
出版社
祥伝社
発売日
2017-11-14
ISBN
9784396635343
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ランチ酒 / 感想・レビュー

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starbro

王様のブランチで紹介されてから、図書館に予約したので、ようやく読めました。原田ひ香、初読です。ランチ酒をテーマにした連作短編集、小説としては微妙な感じはしますが、ランチも酒も美味しそうで楽しめました。私はせいぜい月に1,2回ランチ酒を嗜む程度(①ランチドリンクにグラスビールorグラスワインがあり、午後の仕事に支障がない場合、②お客さんとの会食で飲酒が必然な場合、➂休日の観光時)です(笑)しかし「見守り屋」なんていう職業が存在しているんですね。

2018/03/06

ウッディ

依頼人が不在の夜間、子供や老人等に付き添う見守り屋として暮らす犬森祥子、彼女の楽しみは仕事が終わった後のランチとお酒。吉田類の酒場放浪記みたいな感じで、祥子が選ぶランチの基準は、お酒に合うかどうか。どの料理も美味しそうで、行ってみたくなります。仕事内容やその日の気分からどんな思考で何を飲んで何を食べるかを決める過程が興味深く、見守り屋として消耗した心を癒す唯一の楽しみがランチというのが少し切ない。特に元夫の再婚を娘に告げる代官山のフレンチのシーンはジーンと来ました。今後も続いて欲しいシリーズです。

2019/01/16

Yunemo

これって良いよね!思わず声に出る一言。晩酌と夜食じゃなくランチ、それにプラスの一杯の至福。職業的に夜勤明けという状況下でのお話。と、表面的にはほのぼの感が。でも、「見守り屋」(こんな職業よくよく考えついたものと驚き)、という職業、離婚して離れて暮らす娘を想い、自身の孤独感を紛らわせ、何だかやるせなさの想いが強まって。離婚の理由も娘を手放す決断も、輪をかけて。そんな中での料理とうまい酒、この組合せが新鮮で。アラサー女性がするから絵になって、私等男にとってもハードル高し。自身、一人焼き肉、まだまだできなくて。

2018/01/08

seacalf

泊まり勤務明けの朝酒、昼酒は背徳感を感じながらも世間の箍から外れた何とも言えぬ喜びがある。浮世離れした快感。『見守り屋』という一風変わった仕事をする祥子を主人公に据えて、上手い料理とお酒と人間ドラマを絡めた物語をバランス良く仕立てている。祥子の置かれた状況は決して明るくはないが懸命に生きていく彼女の健気さが突き刺さり、エールを送りたくなる。『へこたれてなんかいられない』を合い言葉にこちらのやる気も漲ってくる。十六のお話に登場する店は全て実在するそうだ。中野坂上の中華屋さんのオムライスは絶対に食べに行くぞ。

2018/08/19

テディ

離婚後に男友達の後ろ盾で夜勤を伴う「見守り屋」という仕事につき戸別訪問を通じ様々な人や動物らを見守る祥子。仕事明けに様々なお店で一人お酒を伴った食事をする。東京各地のグルメ物語ではなく出会った顧客、別れた夫、一緒に暮らす義母と娘を思い出す。仕事帰りの日常に加えて元夫から社内の女子との再婚を打ち明けられた時も娘を交えた再会の日もランチが舞台となる。一人称で語られる日々に場面に応じた様々なランチと酒が登場するも物語には一連の繋がりがある。介護の資格を取得しようと決意した祥子であるがランチとこの仕事が似合う。

2021/02/07

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