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われ清盛にあらず

われ清盛にあらず

われ清盛にあらず

作家
若木未生
出版社
祥伝社
発売日
2020-10-14
ISBN
9784396635985
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われ清盛にあらず / 感想・レビュー

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*+:。.もも.。:+*

「ゆめのつるぎ」という著書の仕切りなおしのような作品らしい。オーラバシリーズで見せるような文章表現がこの時代のものにマッチしている。人物の相関図をつけてくれたらもう少し分かりやすかったかなと思う。

2020/12/02

鐵太郎

平頼盛(1133-1186 清盛の異母弟)という、歴史の中でちょっと目だたない人物を主人公に立てて平家の時代を新しい角度から見た歴史小説。常に一歩下がって思慮深く行動することで世に軽んじられたとされる人物を、淡々と描いています。彼の名が大きく扱われないのは、なんと言っても清盛の死後、都を追われて西下する平家主力に同行せず、自分の一族だけで源頼朝に帰順したからなのですが、その経緯、思いについての解釈が斬新かな。平家物語の冒頭に出てきた白拍子、祇王の描写がちょっと素敵。この作家の本、探してみようか。

2021/04/18

桐ヶ谷忍

平清盛の弟頼盛を語り手に、平家物語を描いた作品。頼盛は清盛を太陽として尊敬し憧れ愛するが、肝心の清盛が魅力的に描かれていない。頼盛の心情も細やかには描かれていないので(めんどうくさがり、としか…)思いを寄せることも共感することもできない。しかし文章の美しさは絶品。

2020/11/14

漢方売り

平家はあまり興味がないせいか、人物把握が難しかったです。祇王から始まり、祇王で終わる物語。頼盛との話は史実とは異なるが、清盛との対比、太陽と月を現すためのものなのか。祇王寺の虹の窓は実は月を見るためのものなのか?と妄想してしまいます。しかし、冒頭とラストだけではなく、平治の乱な結末もラスト手前から冒頭に繋がるので、読了後、序章に戻ってしまいました。最初に読んだ時より、祇王の舞が印象的になりました。

2020/11/13

めぐみこ

一般的には清盛と不仲だったといわれる、異母弟・頼盛。けれどこの話では、自分を月に見立て、清盛を太陽と仰ぐ。恬淡として不器用で、あの時代の武士らしくないけれど戦はきちんとこなす…不思議な人だった。祇王の舞の描写が美しく、映像で見たいような、でも文章だからこそ、この幽玄さに浸っていられる気もする。清盛の死から鎌倉に亡命するまでの心境も読んでみたかったな。めんどうくさがり頼盛にめんどうくさい男と評される頼朝も気になるけど、そっちは『ゆめのつるぎ』読んだら判るのだろうか。

2021/03/05

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