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ゴールデンタイムの消費期限

ゴールデンタイムの消費期限

ゴールデンタイムの消費期限

作家
斜線堂有紀
出版社
祥伝社
発売日
2021-01-07
ISBN
9784396636012
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ゴールデンタイムの消費期限 / 感想・レビュー

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オーウェン

消費した才能を再び蘇らせる国家主導のレミントン・プロジェクト。元天才小説家だった綴喜も招待を受けるが、書いた小説にはいわく付きの過去が。綴喜をはじめ計6人がレミントンによってその才能を伸ばそうとするが、手助けという形なので当然反発が。この作品が提示しているのは、才能を伸ばさなくても別の道があるという点。 誰しも目指した道はあるが、それが実現しない方が大いに決まっている。 だから別の道を選ぶということは逃げではないと声高に叫ぶ。 全員10代なので清々しい青春模様が垣間見えるラストだった。

2021/04/29

kei302

いいわぁ…この話。しみじみ。ラストもとてもよかった。 才能=世間からの評価ではない、決して。外部から隔てられた特別な施設に集められた小説家 料理人 ヴァイオリニスト 映画監督 画家 棋士:6人の(元)天才たち。18歳前後。伸びしろも将来も十分に残っているじゃないか。視野を広く持て。この歳になったから言えることだよね。ラストに何らかの絶望的な状況が起こるのではと心配したが、彼らの成長は健全で、現代的で、個性が出ていて、豊かで、ゴールデンタイムはこれからだ! 続けることが才能につながるのです。

2021/01/27

よっち

とある事件をきっかけに書けなくなった高校生小説家・綴喜に届いた『レミントン・プロジェクト』 の招待状…極秘の国家計画に参加した彼が、同じような元・天才たちと出会う青春小説。若き天才を集め交流を図る十一日間のプロジェクト『レミントン・プロジェクト』の驚くべき内容。世間から見放された元・天才たちが受けるセッションで突きつけられる過酷な現実。それでも栄光を取り戻したいのか、これでいいのか、彼らの生々しくて複雑な想いが描かれていましたが、葛藤と向き合い導き出されたそれぞれの選択と結末がなかなか印象的な物語でした。

2021/02/04

しゅてふぁん

各分野で活躍した元天才を人工知能を使って再教育する国家計画『レミントン・プロジェクト』に招待された六人の若者たち。それは各自が自分の能力と向き合わざるを得ない11日間だった。世間から隔離された建物で外部との接触を断たれ…という設定にワクワクするものの、これはミステリではないぞと自分に言い聞かせて読む。己の未来に向かって必死になる彼らはなんて眩しいのだろう。しかしどこか危うくて脆い、若者たちの葛藤を書いた作品。青い。

2021/03/30

のりすけ

若くて才能がある天才たちがあるプロジェクトのため集められた。でも彼らの才能はすでに枯渇し始めていて。裏でAI が才能を絞りつくした果てにポイしやがる話ですぜ?と思い込んでたら(なぜかいつもそっち系の話を想像してしまう私)ちゃいました。才能が目減りして行ってもあなたの価値に何ら問題はないんだよ。天才と呼ばれた子もどこかで挫折を知るねんよ。全体的にとても良い出来。バリバリ理系の子が入ってなかったのが少々残念。

2021/03/23

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