KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

女の園の星 2 (フィールコミックス)

女の園の星 2 (フィールコミックス)

女の園の星 2 (フィールコミックス)

作家
和山やま
出版社
祥伝社
発売日
2021-05-08
ISBN
9784396768195
amazonで購入する Kindle版を購入する

「女の園の星 2 (フィールコミックス)」のおすすめレビュー

和山やまの初連載漫画『女の園の星』待望の2巻が発売! その人気の秘密とは?

『女の園の星』2巻(和山やま/祥伝社)

 漫画家・和山やまさんの絵柄は、一見すると繊細でシリアスである。しかし織りなされる物語はシュールな笑いに満ちている。

 和山やまさんがデビューしてから2年。既に単行本が出るたびに話題になり、大規模な賞を受賞し続けている人気漫画家だ。描く漫画のジャンルはギャグだが、その味わいは独特である。ひとつの文学作品のように、コマとコマのあいだに「間」を感じるのだ。文学作品には行間を読んで想像する楽しみがあるが、和山やまさんはそれをギャグ漫画で実現させている。

『女の園の星』(和山やま/祥伝社)は「このマンガがすごい!2021」オンナ編1位を獲得した和山さんの初連載漫画であり、その魅力があますところなく表現されている。舞台は女子校、メインキャラクターは男性教師の星先生と小林先生、そして生徒たちだ。

 生徒にとって教師の私生活は現実味がない。だからこそプライベートがかいま見えると、それは有名人のスキャンダルのように興味深いものとなる。

 ただその興味が深まり過ぎると、生徒本人の想像を超えて思わぬところにたどり着く。

 たとえば生徒の一…

2021/6/16

全文を読む

おすすめレビューをもっと見る

「女の園の星 2 (フィールコミックス)」の関連記事

静かなテンションで紡がれる物語はとてつもなくシュール!『女の園の星』『カラオケ行こ!』…中毒性が高い和山やまマンガ

 絵柄は繊細でシリアス。それなのに、静かなテンションで紡がれていく物語はとてつもなくシュールで、奇想天外。じわじわした笑いに襲われる。そんな作品を描くのが、今、注目を集めるマンガ家・和山やまさんだ。特に、女子校教師の日常を描き出した『女の園の星』(祥伝社)は、「このマンガがすごい!2021」(オンナ編1位)や「次にくるマンガ大賞2021」(コミックス部門4位)にも選出され、中毒者が後を絶たない。さらには、男子中学生と39歳のヤクザの奇妙な友情を描く『カラオケ行こ!』(KADOKAWA)も「このマンガがすごい!2021」5位にランクインしている。新作が待ち遠しいばかりだが、ここであらためて、和山やま作品をご紹介しよう。ひとたび作品を読めば、あなたもきっとこの独特な世界観にハマってしまうに違いない。

2021/9/9

全文を読む

関連記事をもっと見る

女の園の星 2 (フィールコミックス) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

1巻よりも面白さが増していた気がします。小林先生の巻という感じでした。小林先生がバレー部のタペストリーを製作する話は爆笑でした。星先生のクワガタ付きの卒アル写真、若尾さんのうどんまんの話、自習時間の自由な無駄話、どれも良かったです。学生時代が懐かしいです。

2023/01/11

みっちゃん

ごくごく序盤から繰り出される星先生の中学の卒アルのお写真。一瞬「へ?」となった後に訪れる激しい笑いの衝動よ。何気に芸の細かいレースのハンカチとか。徐々に不穏な空気が増していき、都市伝説の主へと祭り上げられていく様には笑い死にするかと思いました。でももしかしたら…星先生は表情筋を使うのがちょっと苦手なだけのごくごく普通の方で、本編の真の主人公は小林先生、貴方なのでは。普通人のリミッター解除か。中村先生がやはり動物をこよなく愛するお人、ということもよおくわかりました。次も出たら絶対読みますから!

2021/05/20

buchipanda3

相変わらずのゆる~くてくだらない感じが堪らんかった。何度も吹いた。クワガタボーイ、ぷぷっ、星先生、高校時代から変わってないのだなあと。というか子供時代も想像できる。一見、クールだけど気遣いもできていい奴じゃ。先生と若さまのコンビニ事件は絶妙なオチ。ホラー調の「バサ…」の気持ちを察する。小林先生はマイペースで人生を楽しんでるよ。ナリ坊に恐れ入った。中村先生はさらに謎。あと「カンバックリカコ」、怖いけど読んでみたい。女子高生たちの面白いことへの嗅覚力は流石。いずれ星先生の家族も出てこないかな。次回も楽しみ。

2021/05/15

豊平川散歩

やっぱり抑揚感のないストーリー。平和な感じが良い。

2021/09/05

しいたけ

ずっ〜と腹筋が痙攣していた。笑いすぎて、わたし壊れちゃったのかと思った。コロナで鬱気味という方は是非読まねば。特に腹筋を酷使した話は、まず中村先生の激愛。それから小林先生が作るペタリスト。あ、ペタリストって、知ってます?ご存知でなければ、やはり読まねば。主人公の星先生は女子校の国語教師。授業風景で「文章と距離をとって客観的に読み解くことが大切です」と星先生が仰っていた。共鳴して入り込みすぎるなと。私はモロ入り込んじゃうタイプ。気をつけなくちゃと思いつつ、女子高生気分でコレを書いてる私。

2021/05/08

感想・レビューをもっと見る