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レヴィナスの時間論: 『時間と他者』を読む

レヴィナスの時間論: 『時間と他者』を読む

レヴィナスの時間論: 『時間と他者』を読む

作家
内田樹
出版社
新教出版社
発売日
2022-04-25
ISBN
9784400310952
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レヴィナスの時間論: 『時間と他者』を読む / 感想・レビュー

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やましん

普段は分かりやすい筆致で文章を綴る内田樹のエマニュエル・レヴィナス論完結編。評論家としてでは無く1学者として執筆した乾坤一擲の書で極めて難解。レヴィナスが何を言おうとしていたか半分も理解したとは言えないが、どのような観点から哲学史をまとめようとしても必ずその名前が出る哲学者ハイデガーの「存在と時間」論がナチス・ドイツの行いを積極的に肯定もしないが否定もできないものであることに疑義を覚え、これを脱する存在論を紡ごうとした時代背景に留意しながら読むと、この哲学者の謦咳にわずかながら接する気がした、かもしれない

2022/07/17

Iwata Kentaro

読みました!めっちゃ時間かかりました!特に後半はしんどかった。「時間と他者」、なんとなく分かったかな−と思った時もありましたが、逆に本書読後にめっちゃ分からなくなりました。再読必至。

2022/07/29

元よしだ

読了~ ノートをとりながらの読書でした。 わかった気にさせてくれるのは、さすが内田先生です。 以下引用 レヴィナスの哲学史最大の功績の一つはその独特な修辞術にあると私は思っている。レヴィナスの超絶技巧的修辞に身をゆだねるということは、おのれの手持ちの度量衝によるテキスト理解を断念するということである。

2023/08/31

Go Extreme

予備的考察: 生き残った者 フッサールの現象学 現象学と聖書 信仰と時間 有責性 ユダヤ的な知 第Ⅰ講の読解: レヴィナスを解釈するルール 実存することの孤独 実在者なき実在すること 第Ⅱの解釈: 日常生活と救済 世界による救済 光りと理性の超越 第Ⅲ講の読解: 労働 苦悩と死 死と未来 死と他者 時間と他者 第Ⅳ講の読解 顔を隠す神 権力と他者関係 始源の遅れ 時間意識の成熟 応答責任 エロス 豊饒性

2022/06/30

SAHARA

読了。難しい。読み終えるまで半年かかった。 プラトン的な光の哲学である西洋哲学史とは、相対するレヴィナスの霊性の哲学(闇ではないんだね)。 労働は己の実存に出会う(他者と出会うこと?)とレヴィナスが言ってるんだから、明日からの労働もがんばろうと思った。

2024/01/26

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