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ナイトガーデン 完全版 (ディアプラス文庫)

ナイトガーデン 完全版 (ディアプラス文庫)

ナイトガーデン 完全版 (ディアプラス文庫)

作家
一穂ミチ
竹美家らら
出版社
新書館
発売日
2019-06-10
ISBN
9784403524851
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ナイトガーデン 完全版 (ディアプラス文庫) / 感想・レビュー

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ぐうぐう

スピンオフとは派生作品のことだ。オリジナルである本編から派生して、別の物語が生まれる。本編では脇役だった人物が、あるいはさわりしか語られなかったエピソードが、今度は中心となって描かれる。それは読者の、何より作者の、本編に対する愛情があってこそだ。『ナイトガーデン』は『ふったらどしゃぶり』で登場した和章のその後の物語となっている。脇役だった人物のその後が知りたいとする読者の、そして作者の思惑は、やはり愛情があってこそだろう。(つづく)

2023/02/07

青龍

旧版は既読。ふったらどしゃぶり では、いい印象のなかった和章だけど、感情の表現が苦手で、対人面が不器用な人と気付く。それより、柊のお父さんが50歳って!私より年下‼️ ついに、主人公の親まで年下になってしまったか~

2020/05/07

kiki

旧作も読んでいるので、改めて柊の『アスファルトの割れ目から生えた草』的な生命の輝きを存分に味わう。『一度ダメでも、もう一度』という言葉も柊が発した言葉だからこその形がある。他の誰かが言っても、それは正確に柊と同じ想いには決してならない。『100%信じて貰えなかった悲しみ』の稚拙さと、その純真さも柊でなくてはならない。深くは考えない。体が知っている。そのことの美しさを堪能した。こういう美しさを造形してしまった和章のグラスを是非とも見てみたいなと思いつつ、二人の今後の同人誌を掘り出したい衝動に駆られています。

2019/10/09

せの

はーよかった、、とあたたかな読後感を抱きつつも、途中、柊には向けるその熱をどうしてあの時整に向けてやれなかったんだ、と思っちゃうけど。前作は和章の物語ではなかったから仕方ないのだけど、和章が大事な幼馴染兼友だちを永遠に失ったままなのはやはり同情を持ってしまう。それにしても筆致がうつくしくて文章がすきだなと思う。『ふたりぶんの足音はほぼ同じリズムだった。和章が柊に合わせてくれている。ごく自然にそういう気遣いができる細やかさに本人が無自覚なのは、ちょっと残念だった。』ここ好き

2023/02/09

cikorin06

ブライトガーデンで和彰が柊に抗火石で作られたグラスを見せるシーンが良いです。最初の出会いは印象的で、心がささくれていた和彰も忘れられなかったんだなー。美しくも印象的な柊の緑の瞳に魅せられていたんだ!って明かされるというオチ。

2019/12/12

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