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筒井漫画涜本

筒井漫画涜本 / 感想・レビュー

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keroppi

蔵書をひっくり返していたら、こんな本が見つかった。筒井康隆さんの小説を原作とした書き下ろし漫画集。原作とは言っても、かなりぶっ飛んだものもある。筒井さんの小説から発想すると、ぶっ飛ばざるをえないのだろう。スプラッター色が強いのは、文字で読むのと絵で見るのとの違いか。しかし、何故か蔵書の中に同じ本が2冊も見つかった。なんてこったい。

2018/10/13

GaGa

「死にかた」は小説でも好きだったが漫画でも面白い。ただ、相原コージの絵柄だと今一シュールさが伝わらないなとも思った。吾妻ひでおの「池猫」は絵だけで表現されており、音を想像して読むとなかなか深いものがある。とり・みきの「万延元年のラグビー」は他作家の画風を模写するというパロディの手法が用いられていてなかなか楽しめた。

2012/06/27

まるほ

先日読了した相原コージの『コージ苑』三部作の流れで本作を知り、手に取ってみました。▼筒井康隆御大の短編を原作に、17人の漫画家ら(一部例外あり)が自由に漫画化したもの。▼そもそも原作を未読のものが大半のため、この本に掲載されている漫画化ヴァージョンがいかなる仕上がりなのか判断つきかねるし、また漫画化された作品をみても原作を読みたいと思わされたものも少なかった、というのが実際…。正直微妙…。▼続編もあるようなのですが、まぁいいかな…という感じ。やはり原作を読まないことには、楽しむことはできませんでした…。

2022/10/02

KDS

再読。筒井康隆作品を漫画化したアンソロジー。「にぎやかな未来」に収録されていた「亭主調理法」に既読感を感じたのは、原作を読んでいたからではなく、本書で漫画版を読んでいたからだったと判明。めちゃくちゃエロいタッチの絵柄が、原作のシュールさをなおいっそう際立たせている。この他は、まだ原作は未読の相原コージによる「死にかた」がかなりの力作で、本書の中では一番のお気に入り。あとは喜国雅彦のショートショートを四コマにしたものが楽しめたくらいで、他の作品は絵柄がイマイチ好みでない漫画家が多く、正直う〜ん…という感じ。

2021/10/02

「しりあがり寿が筒井康隆作品を漫画化」ってだけでもう買うには十分です。シュールなんだけも、なんともいえない寂寞感だとか、美観みたいなものを描く人なんだから。

2018/03/15

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