KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

Re-born はじまりの一歩

Re-born はじまりの一歩

Re-born はじまりの一歩

作家
伊坂幸太郎
瀬尾まいこ
豊島ミホ
中島京子
平山瑞穂
福田栄一
宮下奈都
出版社
実業之日本社
発売日
2008-03-19
ISBN
9784408535258
amazonで購入する

Re-born はじまりの一歩 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

yanae

「再生」をテーマにした短編集。伊坂幸太郎,瀬尾まいこ,豊島ミホ,中島京子,平山瑞穂,福田栄一,宮下奈都というかなり豪華な顔ぶれ。福田さん、平山さんは初読み。その二人の話が印象的。「あの日の二十メートル」「会ったことのない女」。瀬尾さんは戸村飯店を読んでたので知っているお話でした。伊坂さんは「残り全部バケーション」。これって本になったもの? どのお話も楽しめました。中島さんの「鼻」のお話は、そうくるか!とびっくり。うまいですね(笑)宮下さんはなんともさわやかなお話。1作目を飾るに相応しいと思いました。

2013/08/28

irodori

迷いながらも新たな一歩を踏み出していく、7つのアンソロジーです。どれも素敵な作品ばかりで、全てに共通して言えるのは福田さんの作品にもあった『始めるのに遅すぎることはない』だと思いました。いつだって自分が決めた時がスタート地点なんですね。元気をもらえる1冊です。

2014/03/15

れいぽ

今いるところから、ちょっと踏み出してみよう。少し違う自分になれるから。。。読みやすく、時にクスクス、時にしんみりのアンソロジー。7人の作家が開けた窓から見える景色は心地よい。宮下さん、中島さん、福田さんがよかったなぁ。

2011/03/16

ひめか*

短編集。題名にピンときたのと瀬尾さんが入っていたので読んだ。特に好きなのは『あの日〜』と『〜金色』病気を抱えているのに、一生懸命直向きに水泳を練習する佐山の姿に胸を打たれた。何事も始めるのに遅すぎることはない。その信念に克彦自身も、そして私も勇気づけられた。ナナミがいなかったらだめだった。辛いこともいろんなことを二人で乗り越えてきた。そんな友達は一生物。伊坂さんのは先が気になる。瀬尾さんは戸村飯店の原型作品で読めて良かった。中島さんのは変な話wちょっと苦手。平山さんのは皆がハッピーエンドなのが良かった。

2014/10/28

いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】

**ネタバレ**一番印象に残ったのは平山瑞穂、著『会ったことがない女』と福田栄一、著『あの日の二十メートル』ともに人生の終盤を迎えた男性の物語。それなりに満足な人生だったが、たった1つだけ悔いが残る。人生を全うする為の後悔のやり直しの"reborn"。主人公の再生を描きながら、まるで合わせ鏡のように死を描いている。なにより、死は決して無駄なものでなく、次の一歩を力強く踏み出す姿を鮮やかに勇ましく描いている。尊い"はじまりの一歩"の瞬間に立ち会う事を許された・・・そう思える感動を味わえる。そんな良書でした。

2012/04/07

感想・レビューをもっと見る