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ぼくの最高の日

ぼくの最高の日

ぼくの最高の日

作家
はらだみずき
出版社
実業之日本社
発売日
2013-07-11
ISBN
9784408536262
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ジャンル

ぼくの最高の日 / 感想・レビュー

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ユザキ部長

バー「ピノッキオ」を軸とした連作短編。出てくる人物みんな生き方が優しく丁寧な気がする。思い出を大切にしている。なぜなら最高の日を更新し続けるために生きているから。死なない限り思いは絶ちきれない。

2016/05/13

舟江

今年、初読みの本。それにふさわしい内容だった。小さなバー「ピノッキオ」に集う5人の語り手による連作。最近流行りの「お涙ちょうだい」でなく、好感が持てた。切り口は良いので、もう2、3編書いて欲しい。

2017/01/06

みかん🍊

こじんまりと大人なバー「ピノッキオ」を訪れる人々の連作短編、それぞれの人生で最高の日、人は最高の日を更新するためい生きているのかもしれない、自分にとって最高の日はと考えると、それなりに幸せな事、辛い事いろいろあっても、あの日が最高の日という特別なエピソードは出てこないな。

2017/03/10

風眠

多分、いいことも、悪いことも、とらえ方によって人生は変わる。私にとっての「人生で最高の瞬間」は、文字通り最高の時だったのかもしれないし、どん底だと思っていた時かもしれない。過ぎてみなければ分からない、その日を確認するために人は生きていくのだと思う。ラストの「人生で最高の日を更新するために生きていくのかもしれない」という言葉が私を心強くさせる。いいことも悪いことも、全部そろって私の人生。ほんのひととき、お酒を飲みにバー「ピノッキオ」に立ち寄る登場人物たちの、人生の特別な瞬間を描いた連作短篇集。

2013/11/30

Ikutan

「あなたにとって人生で最高の日はいつですか?」そのこたえの中に、その人が大切にしているものが含まれているはす。バー『ピノッキオ』を舞台にした連作短編。72歳のバーテンダーが、さりげなくもてなしてくれるこのお店。その落ち着いた佇まいは、訪れた人々に安らぎを与え、彼の作るとびきりのカクテルが固まった心をほぐしてくれる。なんて素敵なお店なんでしょう。しみじみとした読後感。最後に常連客たちが繋がっていく構成も嬉しい。初めましての作家さんでしたが、親しみやすい文章で読みやすかった。じんわりと心に残る良作。

2017/04/19

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