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監禁探偵

監禁探偵

監禁探偵

作家
我孫子武丸
出版社
実業之日本社
発売日
2019-10-17
ISBN
9784408537429
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監禁探偵 / 感想・レビュー

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あも

双葉社か実業之日本社辺りの漫画にありそう。てか既にあるんじゃない?向かいのマンションの女性を覗いていたさえない大学生が下着を盗みに入ると死体が。そして彼の部屋では、ゴスロリ美少女アカネが監禁中。安楽椅子探偵の派生ではあるが、被監禁者が監禁している者の疑いを晴らすために推理するというのがあまり類を見ない点かな。一話ごとにアカネと行動を共にする相棒(監禁者)が変わりつつ、終盤で謎だったアカネの過去が明かされ、全てが繋がって収束していく展開はさすが。やや特殊設定の連作ミステリだが、きっちりと楽しませてもらった。

2019/12/31

koma-inu

監禁された少女が推理を行う、探偵もここまできたか設定の3中編。イチオシは一話目。下着泥棒に入った亮太が、部屋で女性の死体を発見する。しかし、亮太の家には監禁中の少女アカネが居て、警察に連絡出来ない。何故かアカネが推理をはじめ・・と、本当にあり得ない状況で進みます。このユニーク設定のおかげで、スイスイ読まされます。「監禁」とありますがグロ描写は殆どなく、クズ犯人達との対決を軽く読める作品です。

2022/07/03

ジンベエ親分

このタイトルにこの装丁ではなかなか買う勇気が(笑) 3話構成だが、最初の2話はアカネという不思議な美少女が"安楽椅子探偵"を務めるミステリー。第1話は文字どおり「監禁」されている状態だが、第2話では轢き逃げされ病院に入院している状況。それらの推理もなかなか面白かった。第3話は前の2話でアカネと関わった2人がアカネの素性に迫る話で、同時にまたも監禁されているアカネを救出することができるか?という話に。この著者のことだから、単なるイロモノではあるまいとは思っていたが、やはり一癖あるミステリーだった。

2020/05/25

さっこ

軽い感じの運びで一気読みでした。第3章からなる作品で最初の二つは監禁されたまま殺人事件を解決したり安楽椅子探偵といった感じ。囚われた美少女の謎を含んだままの終わり方だけどそれはそれで余韻を残して良かった。

2020/03/15

cinos

第一話の監禁された女の子が事件を解き明かすという発想がすごいです。第二話は入院探偵で病院の幽霊事件を解決します。第一話と第二話の登場人物が協力してアカネを探す第三話も驚かされました。

2019/11/30

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