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王妃の帰還 (実業之日本社文庫)

王妃の帰還 (実業之日本社文庫)

王妃の帰還 (実業之日本社文庫)

作家
柚木麻子
出版社
実業之日本社
発売日
2015-04-04
ISBN
9784408552279
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ジャンル

王妃の帰還 (実業之日本社文庫) / 感想・レビュー

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mae.dat

手にしたは良い物の、如何にも柚木さんが好みそうなタイトルでね。暫く積読コーナーの肥やしとなっていましたけど。読み始めてやはり、女子中学生のスクールカーストをテーマにしとるのね。これは迂闊に近づいてはいけない奴。と思ったけど、いやはや面白いでないの。女子学生のヒエラルキー、パワーバランスは、とても危ういタイトロープの上に成り立っている様でね。仲良しグループに亀裂も入るし、人事異動も発生するよ。フランス革命が引き合いに出されたり、ジャンヌ・ダルク(百年戦争?)も出てきてね。その辺りはもっと勉強致します。はい。

2023/11/17

しんごろ

中学生女の子4人グループのクラス内の話!女の子グループって、いろいろあって大変なのねと思わせる話でした(^^;)柚木麻子さんは、女性の友情物を書くのがうまいね(^^)ラストシーンもステキでした(^^)BGMにはサンボマスター『サンボマスターは君に語りかける』がいいかな(^^;)

2016/02/15

hiro

柚木作品をフルコンプするため、内容を知らないまま文庫化されたこの本を購入した。読み始めた後にネットでみた柚木さんのインタビューには、中学生くらいの年代に向けて書いた小説とあり、しまったと後悔したが後の祭りなので、もちろん読了した。中高一貫カトリック系女子中学のスクールカーストの中のドロドロした女子中学生の世界を描けているが、あの女性を描くのがうまい朝井リョウさんでもこれは描けないと思う。このような女性の世界を描くとやはり柚木さんが一番だと思う。ここまで来たので次は新作『ナイルパーチの女子会』を読みます。

2015/04/25

ナイスネイチャ

図書館本。女子中学生版「桐島、部活やめるって」つって感じ。スクールカースト、担任男性教師への嫉妬など男性の私には理解不能な部分が多かったです。

2015/05/20

SJW

カトリック系の女子中学校2年の範子が主人公で、クラスでは地味グループに属していたが、クラスの女王(マリー・アントワネットと範子は心の中で呼んでいる)が首飾り事件ならぬ腕時計事件により、女王の座を追われる。クラスの頂点に立つ姫グループ、ロック好きのゴス軍団などのグループと対立、騙しあい、裏切りを繰り返すというフランス革命を思い出させるストーリー。整理すると政治も女子中も同じようなレベルかと面白い。しかし、良いのは対立と和解により平和を取り戻す展開がとてもよくて、ラストシーンでは泣きそうになってしまった。

2019/04/26

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