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七日じゃ映画は撮れません (実業之日本社文庫)

七日じゃ映画は撮れません (実業之日本社文庫)

七日じゃ映画は撮れません (実業之日本社文庫)

作家
真藤順丈
出版社
実業之日本社
発売日
2018-12-06
ISBN
9784408554495
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あらすじ

映画への制御不可能な愛と情熱が迸る圧倒的巨編! 亡き恩師からいわくつきの脚本を託された若き映画監督・安達雄矢。“天使”にまつわる物語を本編(ホンペン)として完成させるべく、安達は奔走。助監督、撮影・録音・衣装・美術・照明を担う異能の映画職人たち、そして、個性派俳優、プロデューサーが集結する。クランクアップを阻む数多の妨害に翻弄される彼らの、全人生を賭けた奮闘を描きだした、群像劇にしてスぺクタクルな職業小説! 長大な本書の前半部は、監督、助監督、撮影技師、録音技師、衣装デザイナー、美術部、照明技師、俳優、プロデューサー、それぞれが主人公に据えられた連作短編形式。後半部は、ここまでに登場した映画人たちが本編撮影に挑む姿を「グランドホテル形式」で描く長編群像劇になっている。ミステリ、青春群像、恋愛、ケイパー、ハードボイルド、マジックリアリズム、ホラー、映画史…と、一冊にあらゆるジャンルを包括。さらに作中には、邦画洋画問わず、360作品に及ぶ映画の引用・トリビア・レコメンドが注釈スタイルで盛り込まれている。2018年エンタメ小説界を席巻した傑作『宝島』を放った著者が、その異才を遺憾なく発揮し、圧倒的なスケールで描かれた入魂の一作、型破りな「映画小説」である

七日じゃ映画は撮れません (実業之日本社文庫) / 感想・レビュー

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kinnov

映画は、マジックだ。観客だけでなく、制作者にとっても。今でも、制作する側になりたいと言う夢が、残り火のように胸に燃えているのは秘密だ。作品を読んでいる間、そんな残り火が焚き火のように燃え上がり、身体が熱くなりっぱなしだった。一人ひとりの技術と誇り、意思と愛情が複雑に絡み合い、一本の映画ができていく様子にワクワクするなと言うのは無理な話だ。さらに小説としてのドラマも展開するのだから、最後まで目が離せなかった。映画の結末についての表現も、私には映画的に感じた。注釈が煩いが、それも映画への愛。許せない訳がない。

2019/01/07

スプリント

おもしろかった。 逆境を跳ね返して映画製作を継続する監督と、 水滸伝のごとく業界の異端児のスタッフ達が徐々に集まっていく展開。分量がありますが、スタッフの列伝が終わったあたりから怒涛の展開をみせます。 スタッフの列伝もロマンスあり、ホラーあり、ミステリーありと凝ったストーリーになっているので楽しめました。

2019/01/20

みこ

一本の映画ができるまでのお話。と言ってしまうと単純だが、前半のスタッフ集結はまさに水滸伝。コメディだったりミステリーだったりホラーだったりクライムサスペンスだったり人情物だったりとジャンルの異なる短編はそれだけでも十分面白い。そんな個性の塊が一堂に会して映画作りに励む後半も実に面白かった。長さを感じさせないいや、もう少し読み続けていたいと思った一冊だった。

2019/02/23

じーまーふ

本当に面白かった。相変わらず骨太な熱量のこもったお話を描かれますな。それにしても作者さんはこんなに映画製作しかり映画自体に詳しいのはなんでなのか? 最後の方で書かれたセリフの「もっと観ていたかった。」っていうのが異常に印象的でした。これが良い小説ないし映画って呼ばれる物を端的に表す言葉なのかなーとふっと思いました。

2019/02/13

のじ

タイトルはそういうことだったのかー。一本の映画ができるまでのお話。それぞれの登場人物のエピソードがあって、その登場人物たちが集まってきて…、というのは何かの映画にもあった気がする。完成する映画は、正直あまり面白そうでもないなあと思ってしまったけれどな。 この人の小説はなんだか独特のビートのようなものがあるのか、今回もけっこうそれに乗って読んでしまった気がします。

2019/03/23

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