KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

文豪芥川教授の殺人講座 (実業之日本社文庫)

文豪芥川教授の殺人講座 (実業之日本社文庫)

文豪芥川教授の殺人講座 (実業之日本社文庫)

作家
前川裕
出版社
実業之日本社
発売日
2020-04-07
ISBN
9784408555904
amazonで購入する Kindle版を購入する

文豪芥川教授の殺人講座 (実業之日本社文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ゆう

あの文豪とそっくりな名前の大学教授でありミステリー作家でもある芥川竜介(裏では学生たちに「文豪」と呼ばれている)がゼミの学生と名作とそれに絡んだような事件の議論を交わす。5つの講座が出てきたけど、どの文豪の作品も読んでないや。読むかぁ。第4講座の三島由紀夫『獣の戯れ』の回の事件が一番好きかな。続編を…ぜひ講座を続けて欲しい。

2020/10/27

そのぼん

文豪と似たような名前の大学教授のもとに舞い込む事件を描いた連作短編集でした。読みやすかったけど、全体的にあんまり印象に残らない感じがしましたね。それでも、ミステリー作家であり大学教授である主人公のファンだという男性に声をかけられたことから展開していく第4講座の『身の上相談対処法演習』は悪くなかったと思いました。

2020/07/19

そうたそ

★★★☆☆ 大学教授でありミステリ作家でもある芥川竜介が遭遇する事件を描く連作短編集。タイトルに引き寄せられてしまったが、芥川の要素は皆無。文学講座みたいなものが随所にはさまれるが、事件との結び付きが濃いわけでもないし、かといって薄いわけでもない。蘊蓄が豊富であればいいのだが、そこまででもなく。事件自体もミステリとしては弱く、ミステリ読みであれば想像のつく範囲内かと。もっと文学論みたいなところに特化したミステリであれば、陳腐さも脱せた気もするが。

2020/05/28

hannahhannah

『クリーピー』の前川裕がスーパーマン・パンチを放つ。無双大学の芥川竜介は大学教授と作家の二足の草鞋を履いている。そんな彼が事件に遭遇する連作短編集。4つめの話は前川さんらしい不気味さがあって良かったが、後はかったるいだけ。事件を文学と絡めてるけど文学論になると眠くなるわ‥。そもそも主人公の名前を芥川龍之介そっくりにする必要性はあったのかね?最終話以外の全ての話でいつも通りミニスカートやショートパンツ履いた女たちが❝Hi there again.❞と登場。前川さんの小説は大学教授らしい硬い文章なのに毎回

2022/08/19

agtk

タイトルの面白さで購入。かの文豪と名前が似ている大学教授が謎を解く。謎解きと関連した文学作品の解釈が語られるが……。読みやすい分物足りなさもある。第4講座はなかなかおもしろかった。それにしても、こんなに事件が多すぎる大学はいかがなものか。

2020/08/19

感想・レビューをもっと見る