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秘めゆり (実業之日本社文庫)

秘めゆり (実業之日本社文庫)

秘めゆり (実業之日本社文庫)

作家
花房観音
出版社
実業之日本社
発売日
2020-06-05
ISBN
9784408555980
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秘めゆり (実業之日本社文庫) / 感想・レビュー

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starbro

花房 観音は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。【和歌+京都+官能】著者の真骨頂、性愛連作短編集でした。オススメは、表題作『秘めゆり』&その続編『くれなゐの桃』です。及川眠子(作詞家)の解説もGOODです! 【読メエロ部】

2020/09/07

じいじ@リハビリ & 懸命に減量中。

久々の花房観音の新作の性愛小説(官能小説の括りより、花房小説は〈性愛小説〉の方が似合うと思います)。さて本作は、いつもの京都を舞台に、恋の和歌をモチーフにした7短篇集です。とりわけ性愛描写は、丁寧で繊細で熱がこもっています。腹一杯いただきました。どれも粒ぞろいですが、敢えてお気に入りの一篇を挙げれば…。15年ぶりに雪降る法然院で再会した高校教師と教え子。結末のどんでん返しには暫し茫然、女の情念?!【雪の跡】。2篇の女同士の秘める恋も、花房さんが描くと嫌らしさを感じないから不思議です。

2020/06/29

TANIZAKI

やはり切ない気持ちにさせられる。七短編のうち「雪の跡」が相当切ない、やばい。最後はそれか!。やりあがったなぁ観音。松原椿の気持ち正直判る。「楽園」でも感じた女の情念。性行為を使って表現する情念は切ない。性行為で温もりを感じることで見えてくるものがある。性行為で救われる女性の描き方は官能的で切ない。性行為は救いにもなり執着にも変わり愛情にもなる。観音の描き方は、性行為によっていろんなことが始まりそして終わっていく。観音の描き方には、どんな場面でも心を感じた。椿の「私を忘れさせてやらない」は官能そのものだった

2020/11/14

けいこ

和歌をモチーフにした短編性愛小説7編。官能は官能だけれど、愛が伴ったそれに心から満たされた登場人物たち。感情移入してキュンキュン♡ 相変わらずの京都の情景と京ことばも良かった。百合話は守備範囲外だけれど、他はさすがに1編ずつしか進まなかったほどお腹いっぱい。ご馳走様でした。

2020/09/02

山田

恋に関する「和歌」をテーマにした短編集。 Twitterでの花房先生のつぶやきを見て購入。 男性作者による性愛小説と違い、全体的に柔らかな感じがする。そして、愛しさや快楽の他に、女が感じる口惜しさや虚しさに「そうだよね」と、納得してしまう。 一編一編読んだ後にテーマの和歌をもう一度読み返すと、読む前とでは印象が変わってしまうのも面白い。 個人的には、大伴家持の和歌の章が前向きで好き。

2020/06/21

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