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映画にまつわるXについて2 (実業之日本社文庫)

映画にまつわるXについて2 (実業之日本社文庫)

映画にまつわるXについて2 (実業之日本社文庫)

作家
西川美和
出版社
実業之日本社
発売日
2020-08-05
ISBN
9784408556147
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映画にまつわるXについて2 (実業之日本社文庫) / 感想・レビュー

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hope

西川美和は男前だ。今作でも「映画作り」という旅が満喫できる。 『永い言い訳』の舞台裏が中心。初めての子役に対してのうろたえぶり。師匠の是枝監督との兄妹のような様子。様々な個性的なスタッフたちの心意気。 そして!49ページにも及ぶ本木雅弘の面倒くささが放送事故レベル。笑 え?こんなにやばい人なの?こんなメールのやり取り書いちゃっていいの? いやー、堪能しました。笑

2021/02/02

マカロニ マカロン

個人の感想です:B。映画『永い言い訳』の主役に本木雅弘さんを当てたいのだが、以前キャスティングしてから断ったことがあり、気まずい思いでのメールのやりとり、子役の二人のオーディションから演技指導等など、映画のメイキングのような構成でとても興味深く読んだ。また映画手使う音楽や演奏家をどのように決めていくかというのも初めて知ることばかりだった。もう一度この本を念頭に映画を見てみようと思った。子どもが独立し二人きりになった広島の両親が飼い始めたラブラドル・レトリバー「ネル」との交流もとても心にしみた

2022/07/19

qoop

監督である著者の自虐的なペーソスたっぷりに綴られた映画製作の挿話。どのエピソードも興味深いが、子役の使い方・付き合い方、某二枚目俳優の(我々のイメージを裏切らない、いやそれに層倍する)面倒臭さなど、前巻以上に感じ入る部分が多かった。実を言うと著者の作品を観たことがないのだが、その文章力のみで十分魅力的なので、僕みたいな読者は決して少なくないのでは?と思っている。ただ、楽しめば楽しむだけ義理が立たない気もしてきたし、そろそろ観ておくべきかな、とも…

2020/09/04

赤鬼

個人的には2の方が好き。読む手側が彼女の言葉に慣れてきたのも相まって、馬鹿みたいに読み耽ってあっという間に最後のページだった。書き続けてるだけあって確実に表現が上手くなってるし、特に本木さんとのエピソードはコントみたいだった。キレが良くて、これだけで物語として十分に成り立ってると思えるくらいに良く出来てた。そして、映画と言う嘘を作る事の愚かさを子役の子達を通して嫌が応なくこちらも感じされられた。それでも作る。それでも撮る。このどうしようもなさが、良かった。

2020/11/19

むう

前作に比べるとやや刺激が足りない感じもしたが、主となる「永い言い訳」前後の話はやはり興味深い。本木雅弘さんがこんな人だとはとても意外。

2020/10/17

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