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総理の夫 First Gentleman 新版 (実業之日本社文庫)

総理の夫 First Gentleman 新版 (実業之日本社文庫)

総理の夫 First Gentleman 新版 (実業之日本社文庫)

作家
原田マハ
出版社
実業之日本社
発売日
2020-11-02
ISBN
9784408556284
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「総理の夫 First Gentleman 新版 (実業之日本社文庫)」のおすすめレビュー

【田中圭・中谷美紀W主演映画化】史上初の女性総理&ファーストジェントルマン誕生! その時歴史はどう動く?

『総理の夫』(原田マハ/実業之日本社)

 台湾の蔡英文総統、ドイツのメルケル首相、ニュージーランドのアーダン首相、ノルウェーのソルベルグ首相…。新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るう中、迅速な対応や政治手腕で世界各国の女性政治家たちに注目が集まった。彼女たちの活躍をみていると、「それに比べて日本は…」と思ってしまう人も少なくはないことだろう。どうして日本では女性総理が誕生しないのか。どうして日本の政治家は頼りなくみえてしまうのか。

 原田マハ氏の『総理の夫』(実業之日本社)は、20XX年、日本で歴史上初めて女性総理大臣となった女性政治家の姿を夫の視点で描き出した物語だ。累計発行部数20万部突破、2021年秋には田中圭・中谷美紀W主演で映画が公開される予定の話題作だ。

 主人公は、鳥類学者・相馬日和。彼の妻、相馬凛子は42歳の若さで第111代総理大臣に選出された。日和は妻の奮闘の日々を、後世に遺すべく日記に綴る。税制、原発、社会福祉。混迷の状況下、相馬内閣は高く支持されるのだが…。

 この本を読めば、誰だって「こんな総理大臣がはやく誕生してほしい」と思う…

2020/12/6

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総理の夫 First Gentleman 新版 (実業之日本社文庫) / 感想・レビュー

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kou

女性蔑視発言で騒がれている最中に読んだので、いろいろ考えながら読むことになった。最初の方で日和が言った「君は総理になった。これは必然だ。しかし、君は男性ではなかった。これは偶然だ。そうだろう?」のセリフに心を鷲掴みにされ、一気に読んでしまった。このコロナの時代に、相馬凛子が総理大臣だったなら、どんな日本になっていたのだろう?短編でも良いので読んでみたい。

2021/02/18

となりのトウシロウ

日本初の女性総理大臣、相馬凛子。そしてその妻の奮闘を、夫の日和の日記としての体裁で描かれた作品。最も女性に縁遠いと思われている男性優位社会の政治の世界で、この国を思う気持ちと徹底した社会的弱者や一般市民の目線に立った凛子の考え方を、国民にストレートに投げかける言葉が、世の中に響く。自分の信念に躊躇せず真っ直ぐに前を向き続ける彼女の姿に小気味よい清々しさを感じる。強くて清らかでそして慈愛溢れるリーダー像に読者は共感せざるを得ない。そしてそんな妻を支える夫の微笑ましい姿にも拍手を送りたい。

2022/07/17

優希

面白かったです。初めて女性総理が台頭し、夫は妻を支えることを決意します。奮闘の日々を日記に紡ぐことで、妻の奮闘の日々を残そうとしたのですね。いつの日か実際に女性総理が現れ、国会もジェンダーレスになっていく日が現実になるかもしれないと思わされました。

2022/08/03

キムチ27

日本初の総理に42歳で就任した妻。彼女を見守る夫の語りで展開していく。中盤までは何とか読んだけど、予定調和っぽい流れが肌に合わず。挫折。理想論?うーん、女性として言えば政治の世界の生臭さ、ドロドロ感に「女性」が統率者となって牽引する形は、個人的に理想とは思えない事もあって、最後まで面白くは読めなかったのは残念。映画化されて夫を演じた田中圭、妻の総理は中谷美紀・・ライト&クールな手腕では余りにも現実の日本政治とそぐわなすぎ。

2023/10/31

ゆうき

こんな総理がいてくれたらなあ。国民一人ひとりの苦しみに寄り添い、自分を犠牲にしてでも本気で日本を変えようとしてくれる政治家。今はまだいない気がします。そしてそれを支える日和クンもまた素敵。天然だし抜けているけど、いつもまっすぐに凛子を応援する彼は、彼女にとってなくてはならない存在なんだろうなあ。なんだかとってもいい夫婦!!スピーチという言葉が出てきた時から久美さんまだかしらと思っていたけど、やっぱり登場してくれて嬉しい✨政治の話は難しくて敬遠しがちだけど、原田マハ作品で楽しく勉強させてもらっています。

2021/04/12

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