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園児の血 (実業之日本社文庫)

園児の血 (実業之日本社文庫)

園児の血 (実業之日本社文庫)

作家
前田司郎
出版社
実業之日本社
発売日
2020-12-04
ISBN
9784408556376
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園児の血 (実業之日本社文庫) / 感想・レビュー

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SAT(M)

表題作も良かったのですが、「道徳の時間」の方が好み。小学生は自分の気持ちをうまく言語化できないまま、理由もわからず感情が昂ぶったりするものですが、そんな本人も分かっていない心理まで冷静に分析する「神の視点」で小学生の教室で起きていることを描いた作品。この視点自体は非現実的ですが、そこに描かれている心理はどこか懐かしく、思い出したくない感覚まで思い出させるような強烈なリアリティを感じます。教師の心理もこの視点の例外ではなく、教育者の良心が抑圧しているであろう感情まで、無慈悲にも白日のもとに晒されている‥。

2020/12/19

KEN

これは面白い笑。二篇とも終始笑いが絶えなかった笑。子供の無垢な心情が実に表れていて楽しかった。終わってほしくなかったなー笑。再読してもたぶんまた笑いながら読むだろうな…

2021/03/09

空の落下地点。

被害者が犯人を選ぶ、性犯罪の犯人に貴賤があるというオチが凄く苦手。登場人物全員クズ。丸田、良枝、鼻毛、教師らそれぞれのヒロイズムの根底にあるのが陶酔。行動原理としての“気持ちいい”についての物語。真実は多数決の前で意味をなさず。コウジは主人公を試した、自分に対する友情の気持ちを。どちらの物語にも共通するのが、見えている世界は人それぞれというもの。友情、愛情、嫌悪など大まかな感情は共有できても、その奥にある信念や核までは共有できないことの方が多く、関係性とはその大まかな部分での繋がりをどれだけ信頼できるか。

2021/04/19

かきあげ団団員

これまでの人生で読んだ面白い小説ランキング、常にベスト3に入る名作「園児の血」が文庫化されたと小耳に挟み、書店へ駆け込みその勢いのまま暫く店内を走り回り、購入いたしました。 でっかい本も買って読んでましたが、文庫本で改めて読むと、何回も読んでるのに「園児の血」でまた超笑いましたし、一緒に収録されている「道徳の時間」は、こんな生々しい小学生感を何故未だに覚えてるのかという前田さんの脳細胞に戦慄を覚えました。 良子の息子さんも工場見学会観に行ってたのか!同じ客席に座ってたのかも!とテンション上がりました。

2020/12/08

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哀れなり、優等生男児、北村宗也君(小5)、ハードボイルド幼稚園児、タカシ君(年少)。

2021/01/27

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