豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件 (実業之日本社文庫)
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豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件 (実業之日本社文庫) / 感想・レビュー
オーウェン
インパクト抜群のタイトルだが、これは6つの短編の内の1つの話。「社内偏愛」PCが支配する会社内で選ばれた社員。 だが本人は至って迷惑。最後の一言が抜群に決まっている。「薬味と甘味の殺人現場」殺人現場に残された死体の隣に3つのケーキ。そして死体の口にはなぜかネギが。犯人もトリックも容易いものだが、この奇怪な状況の意味とは何か。「豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件」密室現場で頭から血を流して死んだ男。そのぶつかった箇所は豆腐の角であり、なぜこんな事態に。二段構えのオチで見せるが、解決が少し物足りない印象。
2022/10/11
NADIA
倉知さんらしい6編のミステリ短編集。どれも面白いが、やっぱり贔屓の猫丸先輩の出てくる『猫丸先輩の出張』が一番好みだった。
2023/06/18
ち~
【変奏曲・ABCの殺人】ABCの後のDの殺人が不測の事態に!オチが好き【社内偏愛】コンピューターに好かれた男の末路…【薬味と甘味の殺人現場】パティシエ専門学校生の死体の頭部にはケーキ、そして口にはネギが屹立していた【夢を見る猫】真夜中、猫が見つめる先には…ちょっと飛躍しすぎ?おばあちゃんが良かった【豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件】昭和19年、兵器開発中の帝国陸軍の研究所で死体が発見された。後頭部に傷が、そして周りにはぶちまけられた豆腐が…→続く
2021/05/08
hnzwd
ミステリ以外の作品も含む短編集。猫丸先輩も居たけれどどうせなら猫丸先輩だけでまとめて読みたい。。SFやホラー、リドルストーリーみたいな作品もあるけど、、やはりゴリゴリのミステリが読みたいんです。猫丸先輩。
2021/02/14
Wan-Nyans
★★★★息抜きに丁度良い6編の短編集。好きなのは表題作とやっぱり猫丸先輩。この2つはキャラクター設定が秀逸で楽しいことこの上ない。表題作だけ時代設定が現代ではなく、意外にも敗色濃厚になった太平洋戦争末期。クレイジーな博士が新兵器開発を行う施設で事件が起こり…。そして最後を飾る『出張』ではお目々くりっくりの猫丸先輩がキレッキレの推理を繰り出す。全く困ったものです(^^;
2022/07/15
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