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お助け椀 人情料理わん屋 (実業之日本社文庫)

お助け椀 人情料理わん屋 (実業之日本社文庫)

お助け椀 人情料理わん屋 (実業之日本社文庫)

作家
倉阪鬼一郎
出版社
実業之日本社
発売日
2021-04-08
ISBN
9784408556550
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お助け椀 人情料理わん屋 (実業之日本社文庫) / 感想・レビュー

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安定の気持ち良さ。お江戸人情話、爽快です

2021/08/15

らび

嵐で被災した人たちの為、わん屋は炊き出しに精を出す。同じように僧侶たちも「お救い組」と名乗り握り飯を手に托鉢(義援金)集めに精を出す・・しかしこの僧侶たち、何かおかしい。おみねの勘が冴えます。江戸って火事と喧嘩だけじゃなくこんな災害も襲ってくるしそれでも立ち直りも早い!みんなが力強くて人情も厚くて素晴らしい!屋台の「わんや」がみんなに愛されますように・・。

2021/05/08

むつこ

シリーズ5作目。丸い器ばかりを使った料理を出す「わん屋」。今回は被災した人々に炊き出しのけんちん汁、その他を提供、温かい汁物は身も心も温めます。この小説を読んでいる最中、世界のどこかで戦争が起き、日本の東北では再び震災がおとずれた。一日のうちに一食でも温かい食べ物を口に入れることができたらいい。丸い食器で丸くなーれ。

2022/03/22

よっしー

今回は江戸で災害が起こり、その復興に向けてのお話でした。自分達が無事だったからこそ、困窮している人々、そして彼らを手助けする人々の為に美味しい炊き出しを行う。疲れている時に温かいものを食べると、身も心も癒されますよね。出てくる料理は普段のわん屋で出す物に比べるとシンプルではありましたが、どれも美味しそうでした。にしても…いつのご時世であっても、人の不幸を糧に悪どいことを企む人はいるものなのですね。

2023/06/17

たーくん

江戸の町に現れた御救い組の正体は?平穏な日々が続いていた江戸の町が、突然の嵐に襲われ、甚大な被害を受ける。かろうじて難を逃れた料理屋「わん屋」は、困窮した民のために炊き出しをすることに。そこへ御救い組と名乗り、義援金を募っている僧形の者達が現れる。その言動に妙なものを感じた御用組の三人が、身辺を探ってみると驚きの正体が――。お助け料理が繋ぐ、人情物語。

2022/09/28

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