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全ロック史

全ロック史

全ロック史

作家
西崎憲
出版社
人文書院
発売日
2019-02-21
ISBN
9784409100417
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全ロック史 / 感想・レビュー

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ヘラジカ

ロックについては何も知らないと思い込んでいたが、想像以上に聞き覚えのあるミュージシャンが多くて驚いた。学生時代にドアーズ「ハートに火をつけて」のCDを買ったことがあるくらいで、音楽自体にあまり熱意と興味がなかったにも拘らずである。それだけロックが日常や文化に馴染んでいるということだろう。様々なバンドと人物を知ることができて大変楽しい読書だった。文学とロックに密接な繋がりがあるというのが興味深い(ヴォネガット、ブルガーコフ、ハクスリー、それになんとギャリコまで!)。そのテーマだけでも一冊の本が書けそうだ。

2019/02/23

ワッピー

ロックそのものをよく知らず、たまに見覚えがあるグループ名はほとんど『ジョジョ』のスタンド名ぐらいという体たらくのワッピーにとって、本書はオリオン座すらろくに見えない東京の冬空から、いきなり外宇宙に放り出されて全方位に爆発した星雲を見たような驚きでした。分類や考察についてはファンからいろいろ異論・批判が出るにしても、これほどのジャンルとアーティストが在って、メンバーも移り変わりつつ、またジャンルも次々と派生し変化していくロックというジャンルを捉えたことは本当に偉業。40章以降の問題提起は何度も読み返したい。

2019/12/30

くさてる

A History of Rock Music、という英題がすべて。ブルースやカントリーから芽生えたロックという音楽が、すさまじく拡散し、変化していくさまをここまで体系的にまとめあげた本は初めて読みました。それにより、自分がどこのあたりのジャンルに惹かれるのかという立ち位置まで確認できた気がします。そして、それらを踏まえたうえでの、40章以降の、ロックと人種、階級、ジェンダー、経済、社会その他との関係に触れた部分がさらに興味深い。それぞれの章ひとつで一冊の本が書けるような題材なだけに、読み応えあります。

2019/07/13

わん子

実在の音楽家や音楽を語る本に必須だと個人的に思っているのだが、著者の(ロックへの)愛が感じられる本だった。どうせ音楽シーンを全的にあらわすことなどできないのだから、多少の偏りがあろうともそれは問題にはならず、いかに「愛と熱量で読ませるか」なのではなかろうか?。読み進めながら、ロックとメディアが多様化するにつれ書くのに苦しんだんではないだろうかと思えてきたが(特に90後半00年代)、こんな(ある意味無謀な、でもやってみたい)本を書こうと思ったその心意気に拍手!

2019/06/01

きっち

著者名をみたときは、翻訳家の西村憲とは同姓同名に違いない思ったのだが、きっちり同じ人だった。また、やけにかたい版元から出しているなあ(笑)。普段、ECM系のジャズと、いわゆるアメリカーナしか聴いてないようなわたしが読んで面白いのかなと思ったが、そこそこ面白かった。著者が楽しんで書いている感じも伝わってくる。しかし、80年代以降の記述にはほとんど興味がもてないな、やはり。ちょうどジョン・レノンが亡くなったあたりで、わたしの嗜好がロックから離れたことが、この本を読んでよくわかった。

2019/03/06

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