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人をつくる読書術 (青春新書インテリジェンス)

人をつくる読書術 (青春新書インテリジェンス)

人をつくる読書術 (青春新書インテリジェンス)

作家
佐藤優
出版社
青春出版社
発売日
2019-02-02
ISBN
9784413045636
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「人をつくる読書術 (青春新書インテリジェンス)」のおすすめレビュー

AIに仕事を奪われない“人間性”をつくる読書術。佐藤優氏が指南する、力を伸ばすのに良い本は?

『人をつくる読書術』(佐藤優/青春出版社)

 近ごろ教養ブームが、またそれに伴ってささやかな読書ブームが巻き起こっている。AI時代の到来によって、単純作業を基本とする職業はAIにとって代わられる――ゆえにゼロからイチを生み出す能力を身につけようと、ありとあらゆる知識を吸収したいと思う人が増えていることがその背景にあるのかもしれない。しかし、単なる知識の寄せ集めだけでは、新時代に対応する力は身につかないだろう。

『人をつくる読書術』(佐藤優/青春出版社)の冒頭で佐藤氏は、こう述べる。

“教養とは、想定外の出来事に適切に対処する力である”

 この先、単純作業を機械やAIが担う時代にあっては、人間はますます想定外の出来事に対応することが求められそうである。本書で紹介されている読書術を駆使すれば、創造性豊かで想定外のことにもうまく対応できるような“人”を形づくっていくことも可能になりそうだ。そんな読書術の一部をこれから本稿にて紹介していこう。

■読書には順序がある――専門書を読む前の重要なステップ

 想定外の出来事に対処できるようになるには、専門的な知識や思考の能…

2019/3/15

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人をつくる読書術 (青春新書インテリジェンス) / 感想・レビュー

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鉄之助

「”何を読むか”で人生がきまる」 カバーのそでに書かれた、この言葉に吸い寄せられて読んでみた。①精読・熟読 ②速読 ③超速読 と著者の3種類の本の読み方は、大いに参考になった。「超速読」=1冊を5分で読む。こんなマネはできそうにないけれど、多くの本を早く読むことは、「遅く読まなければならない本を見つけ出すために役立つ」。全く同感。本の中で紹介されている加藤周一の『読書術』を、無性に読みたくなった。

2023/01/06

ehirano1

これはもはや著者の半自伝。だからこそ、生の体験をもとにどのような読書の仕方をすればそのように(=6つの章で言及されている)近接できるかが端的に説明されていました。最終章ではかなり力が入っていて、いや入り過ぎていたようにも感じましたが、ある意味著者の渾身の1冊のようにも受け取れました。

2022/10/04

kawa

敬愛する佐藤優氏の読書に関するアレコレ、楽しくも貴重な見識の数々に感謝。特に最終章の「キリスト教者をつくる本の読み方」は、氏の「神学」へのアプローチの軌跡が記述され興味深くも参考になる。氏が理想とする神学者・フロマートカの思想が、前段で紹介される三浦綾子氏の「塩狩峠」や遠藤周作氏の「沈黙」に投影できると思うと、ちょっと感動モノ。

2019/03/04

minami

佐藤優さんの読書の質、量が凄まじいです。幼い頃、父親に読んでもらった絵本、キリスト教信者である母親とともに通った教会での牧師の言葉。それら全てに影響を受けて、さらに深い読書と相まってとても知性豊か。一日、20〜30冊読むって‥。速読から熟読まで、いろいろな読書法をこなし、ノートに手書きで大事なところを書き写すことも。とても真似できることではないけれど、読書家の方の「読書術」をのぞいてみるのは、大好きです。

2019/09/19

inami

◉読書 ★3.5 10冊に1冊は読書のモチベーション維持・向上のために「読書に関する本」を読むことにしている。さて、著者は一日10冊〜20冊の本を読み、原稿用紙30枚程度なら毎日でも書くことができるという。どこにそんな時間があるのか?本書では「よい本を読み」「よい友人をもつこと」の二つを伝えたいとし、読書については、いろいろなジャンルの本の多読をすすめ、効率的に読むためには、やはり古典(10年間読み継がれてきた作品でも)を読むことが一番だと・・著者の経験(読書)や考えが詰まっていて、実に心地よい重々しさだ

2019/09/30

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