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パラノイドの帝国

パラノイドの帝国

パラノイドの帝国

作家
巽孝之
出版社
大修館書店
発売日
2018-11-09
ISBN
9784469246209
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パラノイドの帝国 / 感想・レビュー

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三柴ゆよし

扱われている題材が魅力的すぎて、論旨がふやけ気味な気がしないでもないが、本書で取り上げられている作品はだいたいおさえていたので、わりかしおもしろく読んだ。本年度ベスト級に好きな『アンダー・ザ・シルバーレイク』(ピンチョン好きは必見)もまさしくパラノイド映画の傑作だったし、有象無象の情報が乱反射する現代こそ、斯様な陰謀論的芸術が存分に花開く余地がある。

2018/11/16

マスカットココナッツバナナメロン

【再登録】歴史家R・ホフスタッターが60年代半ばに提出した理論に基づき、トランプ大統領誕生に一つの頂点をみるアメリカの「パラノイア」という観点から、米文学・政治・精神史をその深層において再検証する試み。ホフスタッターの整理によれば、「パラノイア」は個人レベルでの被害妄想的・陰謀論的心性を、「パラノイド・スタイル」は国家レベルでの、壮大な陰謀論によって体系化された世界認識を指す。前者の作家ディックは、実生活において現実崩壊感覚に襲われ被害妄想的奇行に走るが、後者の作家ピンチョンはその作品のなかで→

2018/12/08

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