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遺したい味 わたしの東京、わたしの京都

遺したい味 わたしの東京、わたしの京都

遺したい味 わたしの東京、わたしの京都

作家
平松洋子
姜尚美
出版社
淡交社
発売日
2021-01-15
ISBN
9784473044532
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遺したい味 わたしの東京、わたしの京都 / 感想・レビュー

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ぶち

平松さんが東京の遺したい味を、姜さんが京都の遺したい味を書簡というスタイルで紹介し合ってくれます。 遺したい味の店の魅力や歴史も紹介してくれています。東京、京都のそれぞれの土地の食文化や時代背景も垣間見せてくれます。お二人が取材したお店のご主人たちの言葉にも含蓄があります。 姜さんの後書きにもあるのですが、選ばれた味はお二人の日々の暮らしにしっかりと根付いた味なのですね。自身の暮らしに必要な味を、自身が暮らす土地のお店に求める。その味が結局は遺したい味になっていくのだなぁ、と感じ入ったしだいです。

2021/03/30

Kei

多読していて、東京出身だと思い込んでいた平松さんが、岡山と知る。九州出身だと思い込んでいた姜さんが、京都の人と知る。今ごろです。18才から40年在京の平松さんでも、在日でありながら、姜さんは古い街にあって、どちらも、どこかしら他者の視点。かえって客観的に、あたりまえに存在するものの価値を知りうるのかもしれません。取り上げられたお店は有名で、とりたてて新鮮味はないものの、両者の限りないリスペクトはよくわかります。あえて、往復書簡形式にせずとも、大丈夫ですよぉ、とは感じましたね。

2021/07/12

fwhd8325

遺したい味。このコロナ禍で、閉店された老舗が沢山あります。行っておけばよかったと後悔することもあります。東京は平松洋子さん、京都は姜尚美さんによる往復書簡です。まだコロナが発生していない時期に始まり、途中からコロナ禍の飲食店への取材となり、結果的に遺したい味が際だったように感じます。「京都一文字屋和輔」の章で、疫病流行時に始まったこと、飲食店の始まりが書かれていますが、この環境下ならではの内容となり興味深い。

2021/07/20

よこたん

“遺る味とは、変わらない味ではないでしょうか。私は、そのまちに暮らす人が、「そうそう、これこれ」と言い合える味が遺っていってほしいと思います。” もう、頷くばかり。長らく美味しさを提供し続ける、東京と京都のお店を、平松さんと姜さんが紹介し合う往復書簡。写真はいずれも年季の入った飴色の世界。しっとりと馴染みこんだその店ならではのいい匂いが漂ってきそう。「風邪ひいたらけいらん食べてすぐ寝る」お約束のけいらんうどん。道明寺が白い桜餅。まちのパン屋さんのドックパン。うどん屋さんの中華そば。食べたいものだらけ。

2021/04/27

ユメ

平松洋子さんと姜尚美さん。食文化について取材と執筆を続ける2人が、それぞれが住むまちの「遺したい味」をお題に交わす往復書簡。「遺したい味」それは、まちにしっかりと根付く味。まちの歴史と共にあり、まちの人に愛され、まちの人の食生活に溶けこんでいる味。平松さん、姜さん共に、自身にとって馴染み深い店を紹介している。2人のやりとりによって、東西の食文化の違いが露わになるのも興味深い。2019年に始まった連載当初は誰も想定してなかったコロナ禍により、書き手の「遺したい味」への思い入れが私にもいっそう重く響いた。

2021/02/01

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