KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。

ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。

ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。

作家
原田まりる
出版社
ダイヤモンド社
発売日
2016-09-30
ISBN
9784478069653
amazonで購入する Kindle版を購入する

「ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。」の関連記事

「馴染みのない哲学を扱っているのに時間を忘れて読みふけった」元「風男塾」メンバー・原田まりるの哲学小説が大好評!

『ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。』(原田まりる/ダイヤモンド社)

 男装アイドル「風男塾」の元メンバー・原田まりるが2016年9月30日(金)に発売した小説『ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。』が大好評を博している。さらに哲学関連の本としては驚くべき売り上げを記録しているようだ。

 物語は京都に住む17歳の女子高生・児嶋アリサが、アルバイトの帰り道で哲学者のニーチェと出会うところから始まる。哲学のことを何も知らないアリサだったが、その日をさかいに不思議なことが起こり始める。キルケゴールやサルトル、ショーペンハウアーといった哲学の偉人たちが現代的な風貌となって現れ、“哲学する”とは何かを教えていく感動の哲学エンタメ小説だ。

 同書の面白いところは、世界的に知られた哲学者たちが現代風のキャラクターに大きくデフォルメされているところ。例えばニーチェは「こだわりの強いオタク気質のゲーム開発者」、サルトルは「タウン誌の編集長やガールズバーのオーナーなど手広く事業を展開する実業家」、ハイデガーは「小さなこ…

2016/10/29

全文を読む

関連記事をもっと見る

ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

徒花

まあまあかな。哲学本としての分かりやすさは中くらい。ストーリーはイマイチ。キャラ付けはビミョー。あくまで西洋哲学の自己啓発的な側面を主張している人物だけが登場してくるが、やはり西洋哲学はそれ以前の基礎知識がないと「なんとなく」でしか理解できないような気はする。イマイチどういう人が何を目的にこの本を読むのかはよくわからないが、タイトルや装丁の作り方はうまいと思う。巻末にまとめのようなものもあって作り字体は丁寧。でも、人に薦められるほどではないかな。

2016/12/10

tenori

表紙のイラストに怯むな。「難解で敷居が高そう」そんな哲学に対して抱きがちな先入観を覆してくれる良書。小説仕立てで、ラノベの如く読みやすい。家族や友人とのコミュニケーションや恋愛観といった誰もが悩んだり考えたりすること。哲学者のニーチェが現れ哲学を教示してくれるという破天荒な物語ですが、入門書としてここまでハードルを下げてもらえると興味を持つ人も増えるのではないでしょうか。ニーチェだけでなくキルケゴール、ショーペンハウアーなども現代風にキャラ設定されて登場し指針を与えてくれる。答えのない学問って面白い。

2021/05/24

舟江

図書館で目に入り、哲学が記憶に残っていないことから読んでみた。ごく若い方か、暇つぶし目的で読むのには面白いと思う。とにかく自己満足のためにしかならないと思った。

2020/04/11

紅香@新刊購入まで積読消化あと7冊⭐︎

『祝福できないのなら呪うことを学べ』byニーチェ。本来すでに知ってたものを理解させるもの=哲学。中でも人を傷つけるのは悪いこと。なぜ?から展開する世界は力のせめぎ合いで満ちている視点はまさに私達の生活に直結している。資本主義と自然、人間対コロナ。今見てる結果は力がせめぎ合った結果に過ぎない。街も、植物も、文化も何一つもれなく。京都の町の美味しいものとゆかいな仲間たち…いやいや、豪華キャストで贈る、孤独も喜びも死も、ギュギュギューっと詰まったとっておきの一冊。哲学って楽しい。本音を言ってくれる友達みたいだ。

2021/09/22

Porco

ニーチェだけではなくて、キルケゴールもショーペンハウアーもサルトルもヤスパースも出てきます。読みやすいし、それぞれの人が考えていたことも咀嚼されて簡潔に書いてあるし、彼らの哲学を知るとどういう気分になるかも書かれていて、なかなかいい本ではないかと思いました。すでに知っていることに気づかせてくれる本、ということでいいのでしょうか。

2016/10/14

感想・レビューをもっと見る