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統計学が最強の学問である[ビジネス編]――データを利益に変える知恵とデザイン

統計学が最強の学問である[ビジネス編]――データを利益に変える知恵とデザイン

統計学が最強の学問である[ビジネス編]――データを利益に変える知恵とデザイン

作家
西内啓
出版社
ダイヤモンド社
発売日
2016-09-16
ISBN
9784478100769
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『統計学が最強の学問である[ビジネス編]』(西内 啓/ダイヤモンド社)

 この勉強が何の役に立つのか? 学校でそう思った教科は誰しもあるだろう。まだ世間を知らない学生の目では、教科書から社会との接点は見えない。統計学などはその最たるものだろうか。だが現在はビッグデータと騒がしいように、なんでもかんでもデータの時代だ。そしてデータは集めただけでは何の役にもたたない。それを解析して何らかの答えを導き出すのが肝心なのだが、それには統計学の考えが不可欠になってくる。

『統計学が最強の学問である[ビジネス編]』(西内 啓/ダイヤモンド社)は、ビジネス編と銘打つだけあって、実際のビジネスの現場でデータをどのように解析したらよいのか、という統計学の実践編のような手引書である。会社や職場での意思決定は経験と勘が頼りという場合が多いと思うが、これを統計学的に解析し、新たな知見を得ようという試みだ。

 例えば、人事に統計分析を入れるとどうなるだろう? ?例としてリーダーについて考えてみる。

 いいリーダーとそうでもないリーダーの違いはどこにあるか、という研究が194…

2016/11/2

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統計学が最強の学問である[ビジネス編]――データを利益に変える知恵とデザイン / 感想・レビュー

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Gotoran

同タイトル、第3弾のビジネス編。著者のビジネスコンサル実務経験を踏まえ、統計的手法を人事、マーケテイング、引いては経営にもどのように活かしていけぼ良いかを分り易く解説されている。企モノづくり企業の設計・製造・品質管理部門においては、従来から統計的アプローチが数多く適用されて効果を上げている。一方経営面においては、統計的アプローチの適用は、少なく、これから多くなっていくのではないかと思われる。人事、マーケティングの“見える化”には、必須の考え方・手法の1つではないかと考える。

2017/11/08

booklight

なんだろうと思って最後に謝辞を読んでわかった。これまでの研究を学んで、ニュートンのように『巨人の肩に乗れ』ということなんですね。経営(SPC理論/産業論、RBV/企業論)、人事(適材適所)、マーケティング(顧客視点、何を売るか)、オペレーション(全体最適/ボトルネック)のそれぞれの分野の文献を調べ、それに合わせて変数を見つけて、統計を回して結果を分析して対策を考える。読んでいるとビジネスで過去文献も見ず、統計も使わないのは闇夜に手探りで歩いているように思えてくる。ちょっと苛立たしくもあるが、面白く感じる。

2020/11/07

Kaz

入門篇の「統計学が最強の学問である」のビジネスへの応用篇。本書にあるメソッドを、コンサルなどがよく使うフェルミ推定などと組み合わせて活用すれば、かなり筋の良い打ち手を導き出せると思われる。マーケティング、プロモーションに関心が強い娘にもお勧めの一冊。 中でもデルファイ法は、「自動運転の車の売り上げが、現行の車の売り上げを越すのは何年後?」という類の問いへの回答を出すには極めて有効な手法。但し、回答を依頼する専門家をどう選ぶかが問題だ。コロナ対策でも解るように、スカタンな「名ばかり専門家」が数多いるからね。

2020/08/02

犬こ

シリーズも三作目となりますが、この一冊だけなにか違う。文章説明が多く、手法や事例を幅広く詰め込もうとしている為かな?頭に入ってこなかったです。他の統計本感想でも書きましたが、文章で統計をとうとうと語る本は、やはり初心者には厳しい。と感じます。本書、今までのサマライズ的な内容もありと受け止め、初めて読む方は本シリーズ一冊目からをオススメします。

2016/12/27

Yuma Usui

ビジネスでの統計学的手法の活用方法を紹介した一冊。著者の西内啓氏が実際に企業からの依頼で分析する際使用する方針や知見であり非常に参考になる。リサーチデザインの考えを元に、1)経営戦略の策定、2)人的資源の活用、3)マーケティングの実施、4)業務のオペレーション改善の4分野につきデータの取得から分析、アクションまで一連の流れを披露しており勉強になった。状況適合理論による人材の適材適所や、統合行動理論による行動要因の分析を統計学的に実施出来れば生産性向上に大きく寄与すると感じた。実際に分析する時に再読したい。

2018/05/28

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