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死の講義

死の講義

死の講義

作家
橋爪大三郎
出版社
ダイヤモンド社
発売日
2020-09-30
ISBN
9784478111192
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死の講義 / 感想・レビュー

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trazom

「死の講義」と言うより、西洋の一神教、インドの宗教(バラモン、ヒンドゥー、仏教)、中国の思想(儒教、道教)、日本の死生観(神話、神道、念仏宗、禅宗、法華宗、江戸儒学、国学)を、「死」を切り口に解説したという一冊。各思想を余りにも単純化しすぎという懸念はあるが、「中学生でも読めるように、わかりやすく書く」という宣言通りの丁寧な記述である。死に無頓着な儒教、地獄を意識する道教、黄泉の国の国学、永遠の命の一神教、輪廻のヒンドゥー教など、選り取り見取りの死生観を紹介した上で、橋爪先生の結論は「自分で決めなさい」。

2020/11/26

テツ

人は絶対に死というイベントを体験することはできない。かろうじて触れられるのは他者の死であり、他者が死んだ後にも変わりなく続いていくこの世界だけだ。だからこそ世界各国の宗教は死について様々に説明しようとしてきた。死について説くこと。それにより苦しみと不安を和らげることは、かけがえのない生を見つめ直し、考え直し、より良く生きることに繋がる。しっかりと自分なりに考え抜いて、死と向き合い続けてきた先人たちの発明の中から好きなものを選ぶといい。それがあなたにとっての死の在り方だ。そしてそこから生の在り方も見つかる。

2021/01/13

死とは何かについての考え方のカタログ。昔、「自分の死は自分で認識できないのであるから自分が死ぬことはない」って考え方を聞いて感心した記憶がある。人間は、死とは何かを本能より高い次元で認識できる(できてしまう)生き物。それゆえに、死とは何かについて古代より思考をめぐらし、その恐怖から逃れんとしてきたのだろう。逆に、自分の死を自分で認識できない以上、副題のように死とは何かを自分で自由に決められるということでもある。シンプルな文体でわかりやすいが、多分もう一回読まないと理解できないな。

2021/11/21

まさき|リクルート×副業(Lステップ構築)

■広い場所には、さまざまな文化をもった人びとが集まります。さまざまな人種、さまざ まな民族の人びとが集まります。死んだらどうなるか、の考え方も違います。これが、 「宗教の違い」として意識されます。そう、複雑な社会には宗教というものができるので す。狩りをするひと、牧畜をするひと、農業をするひと、都市で暮らすひと、もともとあ ったさまざまな考え方が、かたちを変えて、宗教としてよみがえるのです(p.5)。

2021/12/30

Taizo

死んだらどうなるか?自分で選べ、という熱いメッセージが詰まった一冊。そのための材料として世界中の「死んだらどうなるか?」の考え方が6つにまとめられている。「死」を題材にして入るけど、個人的には相対主義に対する批判を感じた。つまり現代の主流である「まーそういう考え方もあるよね〜うんうんわかるよ〜」的な考え方は確かに物分かりはいいけど、何も生まないとする痛烈な批判。だったら何か一つの考えを選べ、と。選んだことで他の考え方も理解できるようになる、と。まさに自分のことを言われたようで耳が痛い笑

2021/02/28

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