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「静かな人」の戦略書──騒がしすぎるこの世界で内向型が静かな力を発揮する法

「静かな人」の戦略書──騒がしすぎるこの世界で内向型が静かな力を発揮する法

「静かな人」の戦略書──騒がしすぎるこの世界で内向型が静かな力を発揮する法

作家
ジル・チャン
神崎朗子
出版社
ダイヤモンド社
発売日
2022-06-29
ISBN
9784478111475
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「「静かな人」の戦略書──騒がしすぎるこの世界で内向型が静かな力を発揮する法」のおすすめレビュー

内向型の人だって活躍できる! ありのままの自分で現代を生き抜くための戦略

『「静かな人」の戦略書──騒がしすぎるこの世界で内向型が静かな力を発揮する法』(ジル・チャン:著、神崎朗子:訳/ダイヤモンド社)

 話すよりも書く方が気持ちを伝えやすい。

 考えるのに時間がかかり、話し合いの場で黙ってしまう。

「自分のこと?」と、ドキッとした人もいるのではないだろうか。上記は「内向型」によく見られる特徴。内向型とは、興味・関心が主に自分の内面に向けられる特性で、一般的に内気・社交性に乏しいとされる。かくいう私もどちらかといえば内向的。会議の場で意見を求められても、すぐに言葉が出てこなかったりする。

 そんな内向型の特性を「静かで控えめは、賢者の戦略」であるとして、利用すべきと教えてくれるのが『「静かな人」の戦略書──騒がしすぎるこの世界で内向型が静かな力を発揮する法』(ジル・チャン:著、神崎朗子:訳/ダイヤモンド社)だ。

 性格診断テストで内向型指数が96パーセントであった著者が、内向型が自分らしく生きるためには戦略が必要であると説く。内向型の特性と、それらをどう戦略として活かすのか、以下で紹介しよう。

戦略1 自分の特性を知る  内向型…

2022/11/24

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無理に変わろうとせず、ありのままの自分でいい。内向的な人がビジネスで成功するためのヒント

『「静かな人」の戦略書 騒がしすぎるこの世界で内向型が静かな力を発揮する法』(ジル・チャン:著、神崎朗子:訳/ダイヤモンド社)

“「静かで控えめ」は賢者の戦略”という文句の帯が巻かれた『「静かな人」の戦略書』(ジル・チャン:著、神崎朗子:訳/ダイヤモンド社)が話題だ。

 ビジネスの成功者は、“明るくて話が上手で社交的”というのが典型的なイメージだ。ところがこの典型に反する「静かで控えめ」が、ビジネスパーソンが成功するための「賢者の戦略」だといわれると、確かに手に取らずにはいられなくなる。

 著者のジル・チャン氏は台湾で生まれ育ち、アメリカのプロスポーツ業界や州政府で仕事をし、現在は国際機関のマネージャーをしている人物。この輝かしい経歴から、著者はさぞ社交上手な人物なのかと思いきや、著者は自分を「内向型人間」だと評する。内向型とは、パーティーは苦手、大勢の人の前で話をするときは緊張、会議で積極的に発言ができない、職場で人間関係をそつなく築くコツがわからない、といった特徴の性格とか。著者がこの本を書いた目的は、同じような悩みをもつ人に、内向型人間でもビジネ…

2022/8/8

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「静かな人」の戦略書──騒がしすぎるこの世界で内向型が静かな力を発揮する法 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

breguet4194q

人それぞれ「内向型」「外向型」の側面があって、どちらに寄っているか。著者は極端なまでの「内向型」であるとし、そんな自分がどう社会に適応し、評価されてきたかを述べています。タイトルが「戦略」とあるので、一見、挑戦的、攻撃的とも思えるイメージがありますが、そんな節はなく、冷静に淡々と主張を展開しています。世の内向型寄りの人には勇気と自信を、外向型寄りの方には再評価を考えさせる一冊だと思います。

2023/02/27

forest rise field

私も内向型の為本書を手にしたが、外向型に近いかもしれない。世界で活躍する著者(台湾の女性)の経験を基に書かれており、世界が違いすぎだよなという部分も多かった。分かったのは外向型がいいのではなく、内向型も自分の長所を活かせれば活躍の場がある。またタイプの違う内向型と外向型のコンビは互いに短所を補完し合えれば思わぬ好結果が出る等、知ってた方がいい事もある。野球の打順の役割のように、静かな内向型にも目立たないが重要な役割があるという強い気持ちで生きるという事が大切だ。

2023/03/16

あすなろ

今書店に平積みされている一冊。それだけ我は内向型と自覚している方は多いのではないか。僕もそうなのである。外向的仕事終われば1人になりたい!と思っている方は意外に多いのでは。そんな内向型の方は読むとある種の安堵感があるだろう。内向型の為の対処法や対策法、性質と長所、外向型との相性等静かな筆致の中に意外に示唆に富む一冊となった。売れるのにも納得。但し、外向型だと自負する方には必要ないかも…。一方、僕みたいに無理して外向型を演じていると自負する者には良き書となろう。

2022/10/10

速読おやじ

台湾発のビジネス書が日本に届けられるのは快挙かも。内容もとても素晴らしく参考になった。私も今でこそ外に出て色々と喋ったり外交的なフリをしているけど、本当は内向的で人見知り。知らない人だらけのパーティーだとホント部屋の隅でじっとしている(笑)。著者も肩書だけ見るとスーパーウーマンなのに、内向的だと。リーダーは外交的で強くあるべきみたいなステレオタイプに迎合しなくてよさそうだ。内向的な偉大なリーダーはたくさんいるし、僕も無理しなくてもよいのかも。こうした本が出ることで勇気づけられる人は多いと思う。良書。

2022/10/03

molysk

英語版の題名が”QUIET IS A SUPERPOWER: The Secret Strengths of Introverts in The Workplace”で、こちらの方が内容に適した題名だろう。著者は米国に拠点を置いていた台湾人で、本書は内向型のビジネスにおける強みを説く。といっても、邦題にある「戦略」と呼ぶような体系的な主張ではなく、自らの体験をもとにしたヒント集という方が近い。本書は、外向型にバイアスがかかった世界で、自分をありのままに肯定しようとする内向型の人々へのエールだ。

2022/07/16

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