KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

自分は死なないと思っているヒトへ―知の毒 (だいわ文庫)

自分は死なないと思っているヒトへ―知の毒 (だいわ文庫)

自分は死なないと思っているヒトへ―知の毒 (だいわ文庫)

作家
養老孟司
出版社
大和書房
発売日
2006-12-10
ISBN
9784479300625
amazonで購入する

自分は死なないと思っているヒトへ―知の毒 (だいわ文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

takaC

なかなか読み応えあり。養老本の中では比較的穏健な一冊。

2016/03/19

ichiro-k

快適で都合よく都市化(意識化)してきた環境では、「生死」は目の前に突然現れたゴキブリと同様に「自然(意識外)」であり忌み嫌う、という内容。 たしかに大半の「生死」は一昔前と違い病院で扱われてブラックボックス、福島の原発では小動物が侵入して電力をダウン。進化したのか?退化したのかわからない。トレードオフがわからない連中が多すぎる。

2013/04/13

たか

15年近く前の本やけど、色々と勉強になった。タイ人の友人が言った「人生予定通りじゃ面白くもおかしくもないんじゃないの」が印象に残った。まさにそうやと思う。

2020/01/26

うえ

教育勅語を「つくったときの文部大臣は芳川顕正という人ですが、勅語に入れなかったことが二つあるといいました。宗教と哲学です。宗教と哲学を除いてつくられた勅語とは何かというと「マニュアル」です」「農村文化とは違い、都市文化は商工業がそうであるように、流動的で心もとない。人々にとっては何か頼れるものが必要です…アイデンティティをなくさずに何千年も生きるには、明確なイデオロギーが必要であり、それがユダヤ教だった…いまや都市となった日本の人々はいったい、何に頼っているのでしょう…どうやら宗教ではなく組織のようです」

2015/06/18

雪風のねこ@(=´ω`=)

「知る」事は自ら考え、自分が変わるのを認める事である。人は古来より死を忌み嫌い、遠ざけ、人工物で糊塗した。(作中の言葉で述べるなら、都市化であり、ローマの舗装であり、ミイラである)ネット依存というものは、自分が変わる事を嫌い、新しく提示される情報に陶酔しているのでは無かろうか。老いから、死から、遠ざかる為に。しかし、情報とは固定された「もの」であり、提示された時には死んでいるものなのだ。

2015/06/24

感想・レビューをもっと見る