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紺極まる

紺極まる

紺極まる

作家
長野まゆみ
出版社
大和書房
発売日
2003-12-01
ISBN
9784479650089
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紺極まる / 感想・レビュー

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優希

ひょんなことで同居することになった川野と真木。ただの同居人だったはずなのに川野の心の変化や戸惑いが出てくる様子がサラリとしていて耽美的な文章で描かれているのが印象的でした。恋心を抱くのってこういう感じなのでしょう。一方の真木は浦里を想っているようですが、浦里は真木とは結ばれないような気がします。川野の想い、真木の想いが切なくて美しいです。BLですがサラリとしていて独特の空気感が漂う作品。恋をするのは男女関係ないと思います。むしろ同性ならではの純粋さがありますね。

2015/03/21

ううちゃん

鳩の栖に続いて。真木と亨の関係性が好きだったので、真木のところに転がり込んできた川野にはあまり好感が持てず。でも川野からみる真木もなかなかに魅力的で。真木の対外的な折り目正しい態度と裏腹の屈折した想いがなんともたまらない。ラスト近くの入江とのやりとりには真木なりの優しさが見え、さらに最終章「此の花咲く哉」での展開に、続編を期待してしまった。でもここで締めるのがいいのかな。真木兄の寧、かっこいいです。

2019/04/17

yourin♪

想う気持ちの温度と性質が違うのは切ないなぁ。真木の秘めた想いが苦しい・・・。 真木は「紺碧」「紺一点」とはちょっと違った印象でした。 浦里以外の人にそっけないよなぁ~。そこがなんかいいんだけど。 ってか、最後どうなるのよ?えっ、どうなるの?続きあるの?続きが読みたい。ここからが本番じゃないの?真木、頑張れ!

2010/11/28

うららん

「鳩の栖」の続編。真木は大学入試当日盲腸で入院し一浪し予備校に通っている。ネットで詐欺にあった男が真木の家に住み着く。イケメン過ぎる兄の寧が登場。真木の想い人浦里はなかなか出てこないが後半急展開が。これはハッピーエンドなのかぁ。。続編はないようなので残念です。★★★★☆

2017/08/26

ゆゆゆ

再読。紺シリーズの真木にスポットが当たったお話。BLなのは語るまでもないですが普通の趣味をしていた川野が少しずつ変わっていく過程が丁寧に描かれていて良かったです。前作を読んでいたので浦里にはお義兄さんがいるじゃない、とか思ってしまいましたがまだまだ波乱が続きそうな終わり方にニヤニヤします。それにしても「喰いたい」は直球すぎる!

2013/09/09

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