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よるのえ

よるのえ

よるのえ

作家
キューライス
出版社
大和書房
発売日
2022-02-17
ISBN
9784479671169
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 ダ・ヴィンチWeb編集部メンバーが、“イマ”読んでほしい本を月にひとり1冊おすすめする企画「今月の推し本」。  良本をみなさんと分かち合いたい! という、熱量の高いブックレビューをお届けします。

”短くて不思議な話”がクセになる『よるのえ』(キューライス/大和書房) 『よるのえ』(キューライス/大和書房)  2匹の猫が船の上で“お星さまの口から注がれる金平糖”を集めた瓶を支えている、可愛くも少し不気味で独創的なイラストにまず目を奪われる。100を超えるカラーイラストそれぞれにショート・ショートが収録され、これまでのキューライス氏の作品とは一線を画す初のイラスト集はとても新鮮。本を開く前から読者に期待を持たせてくれる。

「『ポストの中には郵便局員さんが入っているんだよ』そんなことを同級生の林田が半笑いで言ってる。」という始まりの、くだらないようでちょっとロマンも感じる話。ほとんどが非現実的なイラストなのに、「池袋行きの丸ノ内線に乗って一番端の席に座っていると、前の座席に母と座る幼稚園児くらいの女の子が目に入った。じっと私を見つめて目を離さない」から…

2022/6/19

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よるのえ / 感想・レビュー

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MI

キューライスさんのイラスト集。ネコノヒーやスキウサギのキャラクターが出てきて嬉しくなった。イラストとその世界観が見える文にクスッと笑えた。その中でも「僕の会社は平社員なんてものは存在しません!新入社員の皆さまは『クリエイティブファイター』です!」入社式の最中に私の頭の中はこのことばでいっぱいになった。「大丈夫かこの会社。。。」キューライスさんの独特な世界観。

2024/04/15

(C17H26O4)

帯に書かれている『「よる」の世界』とは、表紙でうっかり想像してしまうメルヘンぽい夜の世界という意味では全くなく、闇を感じるすごーくシュールな世界という意味でした。ショートショートは……これは面白いのか……? わたしには(にも)どうもわからなくて、はじめはネコやらウサギやらタマゴやら、その他奇妙な生き物もいる奇抜なイラストだけで楽しんでいたのだけど、文を読んでから見るとイラストの味が明らかに増すからなんか不思議。細部まで見れば見るほどドライで孤独で寂しい。そして結構コワイ。案外クセになって何度も見てしまう。

2022/02/19

美紀ちゃん

癒される。 村本咲さんのイラストが好きで、雰囲気が似てる。と思って手にした。 村本咲さんは04 Limited Sazabysのアルバムやグッズなどのイラストを描いている人。 (あーもうフォーリミの「swim」大好き) かと思ったが、 この本は キューライスさんが描いた本。 不思議なイラストで、そして不思議なストーリが付いている。 1ページで完結? イラスト集的な感じ。でも文章もあり 面白い。 ちくわって、、? 山寺宏一にあの声で好きって言われたらシビれると思う。笑。 石になった飯塚。妻のお気に入り?

2022/03/12

かさお

ト゚はまり中のキューライス、表紙の絵が絵本のようなファンタジーに見え、まじめ(ストーリー性あり)なものかと思えば、開けばいつものシュールなキューさんの世界で安心した。苺🍓のショートケーキとドラ焼きが、擬人化されて取っ組み合い、目玉焼きとロシアンクッキーがお茶して、クリームソーダとサクランボが分離してあるき回り…添えられた文章は全く合わないものもあれば、合うものも。何故ここにこれが居るのか、分かるものも分からないものも。全てひっくるめて好きです、キューライス。難を言えば文字が小さくて辛かった。

2023/04/02

ケ・セラ・セラ

キューライスの世界へ。全ページたっぷりのイラストと、添えられたショートショートのお話。(文字が小さいのが、おばさんには辛い…)。どこかシュールでわかったようなわからないような不思議な感覚。文字のないイラストのみの数ページのあたりで、もはや頭はぐるんぐるんして、遥か彼方の惑星に飛んでいってしまっている。足を踏み入れてはいけない世界の扉を開けてしまった。深く考えるのはよそう。

2022/07/23

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