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スタンフォードのストレスを力に変える教科書

スタンフォードのストレスを力に変える教科書

スタンフォードのストレスを力に変える教科書

作家
ケリー・マクゴニガル
神崎朗子
出版社
大和書房
発売日
2015-10-22
ISBN
9784479794967
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『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』(ケリー・マクゴニガル:著、神崎朗子:訳/大和書房)

 人が人生のライフイベントから受ける“ストレスの度合い”について、数値化することを試みた研究がある。調査によれば、最もストレスの度合いが高い要因は「配偶者の死」、二番目は「会社の倒産」、三番目は「親族の死」とされている(出典:夏目 誠・村田 弘ほか(1998).勤労者におけるストレス評価法 産業医学30,)。

 私たちの心は“外からの刺激”を受けて反応し、感情や思考が生まれる仕組みをもっている。だが“刺激”となるストレスフルな出来事や逆境は予期せぬタイミングで訪れ、それを回避することは難しい。

 そこで最新科学の知見にもとづき、ストレスを“力に変えるための具体的な方策”を提唱している『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』(ケリー・マクゴニガル:著、神崎朗子:訳/大和書房)をひもといてみた。著者は心理学者であり、サイエンス・ヘルプのリーダーとしても世界的に注目されているマクゴニガル博士だ。

 本書はまず、ストレスに対する私たちの思い込みをくつがえすよ…

2017/7/20

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スタンフォードのストレスを力に変える教科書 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

mukimi

ストレスが力になると言う考えにやや危うさを感じていた。PTSDが人を成長させるなんて被害者にとってそんな残酷な押し付けはないと。だが、苦しみの渦中でも苦しみはマイナスの影響だけを私たちの人生に及ぼす訳ではないと知ることで私たちは再起できると言うメッセージは最終的によく理解できた。本書は何度も読者に最も苦しかった時期を振り返らせる。あの頃の自分の、この痛みを怒りではなく他者を守るための強さ優しさに変えようという決意を思い出し、苦しい過去は苦しいままだけど確かに今の自分の強さになっていると再認識させてくれた。

2021/12/05

ひろき@巨人の肩

Audiobookにて。ストレスの全貌を科学し、ポジティブに再定義して力に変える。前書の意志力同様にケリー・マクゴニガルはマインドセット介入が上手い。ストレス反応には、体内の分泌物の違いから、①逃走・闘争反応、②チャレンジ反応、③思いやり・絆反応があり、どれも自分の力を最大限に発揮させるもの。よって自分の成長には欠かせない。ストレスは黎明期の極端な実験事実から避けるべきネガティブな事と捉えがち。しかし真実はストレスのない人生に幸せはない。但し、過酷な逆境を乗り越えるには自分自身がその事に気づくしかない。

2019/05/17

hundredpink

万人にとっての必読書

2021/01/07

おいしゃん

書かれているのは、「ストレスは悪いものと思うから自らを蝕む。自分の力になるものだと信じよう」という一点のみ。従ってわかりやすくもあり、くどい印象もある。でも読んでから、見方が変わったのは事実だし、イライラする回数が確実に少なくなった。

2016/03/01

Koichiro Minematsu

ストレスは害になる。しかし、そこまでの考えでは終わってはいけない。害にならないこともある。そのような新しい考えに変えていくことが大事なようである。トラウマになるような辛い逆境は、確かに苦しいです。それでも世の中には乗り越え、レジリエンスを高めた強い心の人達がいるんだと。非常に参考になりました。職場の同僚にお薦めしたいと思います。

2021/03/28

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