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内臓の発見 (筑摩選書 18)

内臓の発見 (筑摩選書 18)

内臓の発見 (筑摩選書 18)

作家
小池寿子
出版社
筑摩書房
発売日
2011-05-18
ISBN
9784480015082
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内臓の発見 (筑摩選書 18) / 感想・レビュー

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キムチ27

死の舞踏を巡る美術史の研究家である氏の著書は2冊目、堅苦しすぎて、凡そカジュアルと対極な表現が多いが、論説は興味ある。とは言え面白いけど、咀嚼しづらい。この価格だから、モノクロは仕方ないとしても、大学テキストの感じ。表題がそぐわないな…内臓の発見というより、中世美術の変遷に於いての医学の話、つまり治癒者たるキリストが愛の求心の要として心身の糧となって行った。そこでは心臓初め内臓が宗教的愛の宿りの場として究極的信仰の対象となって行った。心臓は単なるポンプじゃなく、エジプトの様に国家の枢軸とまでされて。。。

2017/03/30

takao

ふむ

2024/03/20

Meroe

トマスの不信。「傷口は単なる『しるし』から、肉体の裂け目となり、さらに血をしたたらせる生々しい傷口そのものとして大きく口を開ける。トマスは、その身体の奇跡の窓から、内部を覗き込むように身をのりだし、驚きと畏れに満たされ、大きく目を見開く。このとき傷口は、人性のあかしとしてのみならず、肉体の死をも克服した神性のあかしとして顕となるのである。(p.23)」

2012/04/07

Meroe

中世〜ルネサンス期を中心とした身体(の中身)とイメージの歴史。子宮とそのなかの胎児(透視)、解剖とエコルシェ、心臓–愛–ハート型がとくに興味深い。

2011/07/27

kozawa

テーマは面白かった。本書の細部はどこまで真に受けていいかわかりかねる面もあったが…。絵画等に残る人間や内臓の歴史。解剖自体は昔からあってかもしれなくても、こういう歴史が辿れてしまえるという事実。

2011/07/27

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