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1968[1]文化 (筑摩選書)

1968[1]文化 (筑摩選書)

1968[1]文化 (筑摩選書)

作家
四方田犬彦
稲増龍夫
上野 昻志
大島洋
國吉 和子
椹木野衣
中野翠
西堂行人
出版社
筑摩書房
発売日
2018-01-12
ISBN
9784480016614
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1968[1]文化 (筑摩選書) / 感想・レビュー

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阿部義彦

ちくま選書を買うのは初めてかも。1968年前後の文化、美術、グラフィックス、演劇、写真、舞踏、音楽、ファッション、映画、雑誌の9つのカテゴリーを、四方田犬彦を含む8人の論壇人(椹木野衣、中野翠、等など)に割り振って、図版多数収録の上、こと細かに解説します。私は写真に疎いので多数のモノクロ写真に圧倒されました。また学生運動とミニコミも忘れられない要素。アートでは横尾忠則さんと、赤瀬川原平さんは最重要。そして、宇野亜喜良、澁澤龍彦、ラインも影響大。熱い時代でした。眺めるだけでも楽しい本です。

2018/02/09

ゆえじん

芸術に詳しくないので、用語がだーっと流れ込んできて...ああ、まだこんなに知らないことがあるんだ、と嬉しく思った.と同時に、もともと知っていた固有名、たとえば山本作兵衛(炭坑画のひと)にコンテクストが纏わりついて、考えるとっかかりが生まれるような体験もあった.最近分かった来たことだが、時代を横に見る作業というのは、ぼくたちの知っている固有名リストに限定的に総当たりするようなものなんだろうな.固有名どうしのつながりが事後的な想像的なものでしかないからユーモラスで面白い(あんまり書評になってないなこれ...)

2018/12/20

hitotak

1968年前後の映画、写真、演劇など文化的活動を振り返る。先に読み終わった同シリーズの『漫画』の巻を読んだ際も思ったが、とにかく当時生み出された作品群の難解さは現代を遥かに超えている。批評や討論会も盛んで、だからこそ表現も批評も熱量が高くなり、先鋭化していった。その反動か、この後は誰もが手に取り易く、解りやすいものが支持されていき、それは現代まで続いている。巻末の1968~1972年表も、嘘のようなとんでもない出来事、この時代ならではの忘れられた事件が記載され、本当に濃く熱い時代だったんだなあと思う。

2018/08/12

泉を乱す

やっぱり四方田犬彦の映画パートが1番勉強になった。

2018/05/21

v&b

冒頭と椹木野衣の一章のみ。いずれまた。(2019.4.11) 四方田犬彦の二章まで(2019.5.10)

2019/04/11

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