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アール・デコの館―旧朝香宮邸 (ちくま文庫)

アール・デコの館―旧朝香宮邸 (ちくま文庫)

アール・デコの館―旧朝香宮邸 (ちくま文庫)

作家
藤森照信
増田 彰久
出版社
筑摩書房
発売日
1993-04
ISBN
9784480027146
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アール・デコの館―旧朝香宮邸 (ちくま文庫) / 感想・レビュー

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かっぱ

【再読】先日、念願かなって訪れることができました。やっぱり、本物はすごかった。しかし、朝香宮妃殿下は、引っ越し後、間もなく病に伏して、貼り上がったばかりのスイス製の花柄の壁紙を見ながら急逝されたというのは意外な真実でした。

2015/08/05

ホークス

建築の知識は皆無だが面白く読めた。自分の理解では「曲線強調のアール・ヌーボー」「合理と直線のモダニズム」等の革新運動に対し、旧来の様式派(ギリシャ、ゴシック、バロック等)が打ち出した革新がアール・デコだった。その宣言の場が1925年のアール・デコ博(パリ)で、アメリカは大きな影響を受け日本では無視された。ところが偶然の巡り合わせで皇族朝香宮の新邸がアール・デコ様式となった。この本は朝香宮邸の写真多数と要を得た解説で当時の建築状況に触れられる。植物のアール・ヌーボーに対し、鉱物のアール・デコということらしい

2015/11/22

かっぱ

日本に数少ないアール・デコの館を写真と文章で紹介。写真が7割近くを占めています。アール・ヌーヴォーとアール・デコの違いがいまひとつ分かっていませんでしたが、藤森先生のおっしゃるように、植物と鉱物の違いと捉えると分かりやすい。とにかく美しい写真が満載です。旧朝香宮邸は東京都庭園美術館として一般公開されているようなので、機会があれば訪れてみたいです。

2013/11/15

くらひで

アール・デコとアール・ヌーヴォー。似て非なるこの二つ。植物の姿に通底する後者から冷ややかな官能性と鉱物的な造形へと進化した前者。建築の世界では、1925年パリで開催された博覧会でピークを迎えたが、日本で本格的な建築物は旧朝香宮邸のみという。その宮邸を写真と文章で解説。この著書と出会う前、詳しいことを知らずに白金台に「東京都庭園美術館」として改修された館が公開された際に見学しにいった。そのときの記憶を手繰り寄せながら、本書の時代経緯と装飾性との解説に理解された。本書を片手にもう一度訪問しよう。

2016/04/18

misui

現在は東京都庭園美術館となっている旧朝香宮邸について、邸が採用しているアール・デコ様式の流れから解説する。明治以来の様式建築の摂取とともにアール・ヌーヴォーの衝撃を受けていた日本は、しかし1925年のアール・デコ博では直接の影響を受けず、ニューヨークを経由して遅まきにアール・デコの表現を得た。ただしこの朝香宮邸だけは例外で、アール・デコ博を見たフランス贔屓の朝香宮夫妻の希望で、本場フランスの手を借りて建てられている。様々な要因が重なって奇跡的に成立した建築らしい。機会があれば行ってみよう。

2014/12/20

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