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対談競馬論: この絶妙な勝負の美学 (ちくま文庫 て 6-1)

対談競馬論: この絶妙な勝負の美学 (ちくま文庫 て 6-1)

対談競馬論: この絶妙な勝負の美学 (ちくま文庫 て 6-1)

作家
寺山修司
虫明亜呂無
出版社
筑摩書房
発売日
1993-03-01
ISBN
9784480027177
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対談競馬論: この絶妙な勝負の美学 (ちくま文庫 て 6-1) / 感想・レビュー

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lonesome

寺山修司と虫明亜呂無のとても豪華な対談集。解説まで野平祐二でこれまた豪華だ。今からおよそ50年弱前の対談なので当時の競馬は勿論リアルタイムでは見ていないけれど、シンザンやセントライトなど今でもレースの冠に名前の残る名馬や後に調教師として名を馳せることになる騎手の話題が出てきて、確かに時代は流れているけれど競馬という歴史は確実に引き継がれているものだと感じる。そして、そんな後世に名を残した馬やホースマンだけではなく、二人の愛した馬や人への思いは時代に関係なく今でも変わらず胸を熱くする。

2014/11/14

紫羊

本著で語られている競走馬たちや彼らの名勝負は、私が物心つく前のものだった。それでも昭和生まれの競馬好きには堪えられない対談だった。文士の語る競馬は彼らの作風同様の味わいがある。「単勝の思想」なんて思わず膝を叩きたくなるほど。良い本に出会えて幸せだ。迷わず永久保存本棚へ。

2024/02/04

だーぼう

どこで買ったのかも大事。ずっと「名物かまど」の歌が頭の中をリフレインしてた。お店はそのまん前に。ブログに感想を書きました。

2014/08/17

てら

サラブレッドという奇妙なサイボーグ的動物を軸にした文化、「競馬」。「競馬が人生に似ているのではない。人生が競馬に似ているのだ」と言い放った寺山修司と、希代のスポーツライター虫明亜呂無の対談。文化文明風俗歴史、あらゆるところに話題が飛び、しかもブレていない。60年代の「サブカル」はかくも豊穣だった。日本に未だスポーツ文化が存在しないのは、こうした人々がみな去ってしまったからではなかろうか。

2013/12/02

メイロング

二人の馬の愛し方は今では難しいのかもしれない。「なぜこの馬がすばらしいのか」を人に語る時、どうしても血統の話になってしまう。その馬の歴史というか、ドラマというか、そのあたりを知る手段がほとんどないのが寂しい。だから、この二人の話を聞いていると、馬を楽しむための情報の豊かさに、うらやましさがこみあげてくる。私は馬を応援するときは、まず名前のおもしろさで選んでいます。

2012/04/05

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