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コスモポリタンズ (ちくま文庫―モーム・コレクション)

コスモポリタンズ (ちくま文庫―モーム・コレクション)

コスモポリタンズ (ちくま文庫―モーム・コレクション)

作家
サマセット・モーム
SomersetMaugham
龍口直太郎
出版社
筑摩書房
発売日
1994-12-01
ISBN
9784480030023
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コスモポリタンズ (ちくま文庫―モーム・コレクション) / 感想・レビュー

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ジンジャー(C17H26O4)

アメリカの月刊誌『コスモポリタン』誌に掲載された作品で、一九三六年にまとめて掌編集として刊行されたものとのこと。ショートショートの味わいがある。「いちどきに全部読むとすれば、大変退屈するかもしれないが…折にふれて、一つか二つお読みになれば…」と前書きでモーム自身が書いているように少しずつ読むのが丁度よい。でももちろん退屈であるわけがない。大きな驚きや衝撃はないが、オチだったり、皮肉だったり、仕込まれた毒だったりが、じわじわと間違いなく感じられる面白さがあり、堪能した。

2020/06/20

seacalf

どうしよう、すごく面白い。お見事!モームが旅先で出会った人や近隣の人、そして彼自身の知人から選ばれた世にも稀なる人物達のスケッチ集なのだが、これが予想を上回る面白さで嬉しくなっちゃう。異国の士、生家、物識先生、詩人、ルイーズ、約束、洗濯盥、社交意識、挙げればきりがないほどユニーク、且つ気が利いてる話のオンパレード。すごく好き。一昔前の、文字通り世界の荒波を越えてきたおじさんから、酒を片手にくつろぎながら面白い話を聞いてるような、そんな愉快な読書だった。おすすめ!

2017/04/18

りつこ

ごくごく短い短編だけど、モームらしい皮肉やユーモアがたっぷりで楽しい。モーム自身が出てくる作品も多く?エッセイのような味わいもあり。人を見る目が厳しい~。特に女性に対して辛辣で「ひぃー」と腰が引けつつも、面白かった。集中して読むより、気が向いた時にぱらぱら読むのに向いているかな。

2018/01/27

Speyside

1924〜29年にコスモポリタン誌に連載された30編の短編集(当時はファッション誌ではなく文芸誌)。どの作品も10ページ前後の超短編だが、とても味わい深い。すぐに次の作品に移ってしまうと余韻が薄れそうでもったいなく、一遍一遍、間隔を空けて読んだ。 生涯世界各地を旅したモームが、旅先で出会った個性的な人々をモチーフに物語が紡がれる。例によって、性格に難ありな人物も登場するのだが、作家は彼らの中にも美点を見出す。皮肉屋とよく称されるモームだが、人間への眼差しがとても暖かい人だと思う。『物識先生』が特に好き。

2020/07/13

くさてる

30のごく短い物語が収められている。作家である私が出会った奇妙な人々の逸話が多いけれど、どれも一癖も二癖もあって面白い。いつも病弱ではかなく家族に大事にされている女性を皮肉に見つめる「ルイーズ」、道ならぬ恋に落ちた女性を待ち受けていた運命がまさに題名通りの「社交意識」などなどがとくに印象に残りました。

2020/03/04

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