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泉鏡花集成 6 (ちくま文庫 い 34-6)

泉鏡花集成 6 (ちくま文庫 い 34-6)

泉鏡花集成 6 (ちくま文庫 い 34-6)

作家
泉鏡花
種村季弘
出版社
筑摩書房
発売日
1996-03-01
ISBN
9784480031761
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泉鏡花集成 6 (ちくま文庫 い 34-6) / 感想・レビュー

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クリイロエビチャ

「歌行燈」は何度読み返しても小説を流れる空気が好きだ。その割にきちんと東海道中膝栗毛を読みこんでこなかったので、次回読み返すまでには何とか物にしておきたい。「南地心中」、前にも別の本の時に書いたけど、鏡花作品に出てくる上方の女性は、とても美しい。誰か、声の綺麗な役者に音読してもらいたい。丸みをおびた高い声がいいなぁ。「菎蒻本」「第二菎蒻本」とも素敵な怪談話。程よく艶めかしく気味悪くもの悲しい。これも歌舞伎でやってくれないだろうか。第二~なんかは絶対舞台映えする。鏡花集成のこの巻はどれも甲乙つけがたい。

2015/10/06

クリイロエビチャ

「歌行燈」、しんしんとした寒さを感じる好きな作品。昔、この本を機に膝栗毛を読んだら、弥次喜多はホモホモしい関係だと知りショックを受けた。「南地心中」、上方のふわふわした言葉が好き。着物に蛇を隠し抱きながら、惚れた相手と相愛の女に祝言もどきをあげさせる。そして祝いの盃に毒をしこむ。鏡花が描いた女の中でかなりのインパクト。一番は「朱日記」の操を守るため町を焼かせた姉さんかな。今思い出したけど「夜叉ヶ池」もそんな話だったか。恋のために他人を殺す女は印象強いし、なんか好きだ。自分がそうだというわけではないが。

2012/05/29

クリイロエビチャ

南地心中、鏡花には珍しい関西の話。言葉の美しさは健在、バッドエンドが圧巻。

2009/06/24

ロバーツ

泉鏡花の中短編10編を収録。

2021/05/24

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