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これで古典がよくわかる (ちくま文庫 は 6-8)

これで古典がよくわかる (ちくま文庫 は 6-8)

これで古典がよくわかる (ちくま文庫 は 6-8)

作家
橋本治
出版社
筑摩書房
発売日
2001-12-01
ISBN
9784480036902
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これで古典がよくわかる (ちくま文庫 は 6-8) / 感想・レビュー

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katsubek

他の本の中で紹介されていて。面白くて、時を忘れてよみとおしてしまった。著者の才能豊かなことと、知識豊富なことに、敬服。現代文も古文も、細かく読むだけでなく、ふわっと大きく読むのも大切と、改めて認識。古文が現代語に繋がっていくくだりは、まことに楽しい。世の中の中学生、高校生が「古典嫌い」になりませぬようにと、心から祈る。

2022/12/11

月讀命

日本の文字や文章の変遷を解り易く説明している。方丈記がカタカナと漢字で書かれていたという事を初めて知った。・・・これって恥ずかしい事なのかな。今迄、古典を何となく外国語の様な感覚で捉えていた。書店の学参コーナーでも、『試験によく出る重要古文単語260』『サルでもわかる古文文法』・・・等が多く並んでおり(実際にこんな題名の参考書は多分発売されていない)まるで英語のテキストの様である。古典は、我々日本人のルーツが使用していたものであるから本来身近なものである。この本は、古典を身近にしてくれるツールである。

2015/05/07

ヨーイチ

1997発刊。橋本治の「一見中高生向きの語り口」本。大人が読むと気恥しくなることもあるが、言っていることは大まともに思える。こんな書き方をしているのも、自分が古文に対してコンプレックスを抱いているせい。専門家の指摘、ツッコミもあったことと思うが、初学の小生としては取っ掛かりを与え貰った気分。作者に感謝したくなる読後感って有りそうであまり無い。今更だけど「言葉」を大切にしている姿勢には素直に尊敬と共感が出来た。今度はこの人の訳した古典でも読んでみようか。

2019/06/29

さぜん

中学生の男子と母親が本を探していた。母親は学校の推薦リストを持っていたが在庫がなかった。息子はこの本を選びレジにきた。私は母親に「これは面白いですよ。おススメします。」と言うと「難しいかなと思ったんですけど本人がこれがいいって」と。嬉しかった。橋本さん、あなたの本は新しい世代に読み継がれていますよ。

2019/04/03

みやび

タイトルから想像していたよりもずっと砕けていて解りやすく、興味深い内容だった。古典の内容を取り上げて解説するとかではなく、古典を通して日本語そのものの遍歴を見せてもらえた感じ。何年もかけて四苦八苦しながら完成した日本語。当時生きた人々だって現代の自分達と同じだったと考えると、古典が少し身近に感じられる。だから、無理に解ろうと勉強するのではなく、当時の人々の気持ちになって感覚で古典を読めば良い。兎に角まず慣れること。難しいからと敬遠せずに、いろんな古典の世界を感じてみたくなった。

2021/06/26

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