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日本美術応援団 (ちくま文庫)

日本美術応援団 (ちくま文庫)

日本美術応援団 (ちくま文庫)

作家
赤瀬川原平
山下 裕二
出版社
筑摩書房
発売日
2004-03-12
ISBN
9784480039255
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日本美術応援団 (ちくま文庫) / 感想・レビュー

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ntahima

共著者の一人は『超芸術トマソン』『路上観察学入門』の赤瀬川原平。ところで、かのトマソン氏は自分が本の題名として名を残したことを知っているのだろうか?それはさて措き、ややおふざけ気味の表紙と題名から、奇を衒った内容かと思いきや、至極まっとうな日本美術論。乱暴力、丁寧力なんて造語は出てくるが…私は海外を旅する時は必ず美術館に立ち寄る。なのに、日本では美術館に足を運んだ記憶が殆どない。私にとって美術は非日常の中での出会いなのかも知れない。日本が非日常化しつつある今こそ好機到来!一時帰国時に美術館巡りでもするか。

2012/07/18

はまだ

「若冲の絵は論理立っていない。」「円空は、終わったらもうパッと置いて次に行く。刃に任せているようなところがある。頭の追いつかないものを手が引き連れている。」まさにそのとおりだなと思う言葉がたくさんある。いい絵は、言葉とか論理を追い抜くときがあります。おいしいご飯だって、性的接触だって、かならずそういう面はあるんだろうけれど、絵は、際立っている。自分のことじゃないことで、腰が抜けるような思いをしたのは、実は、絵、くらいだな。などと思いました。モテませんでした。★4

2018/07/09

sofia

路上観察学会会員で芥川賞作家の赤瀬川原平と美術史家の山下裕二の対談集。だいぶ昔の本だけどおもしろい。アートの直感的なよさがよくわかっていない上に、最近、日本美術が好きになった私にはわかりやすい。この本を読んでから、名古屋の円空の仏像たちや、金比羅さんの円山応挙や高橋由一や、愛知県美の蕭白展を見たかった。そしてまだ記憶がある長沢芦雪についても書かれていてうれしい。

2024/02/13

toma225

ずるい!こんな楽しいおじさん2人旅。本物の絵を見て,うなって,語って,お酒まで飲んで。対談の散漫さっていうのがあると思うが,この本では,絵や美術品を目にしたときの2人の興奮や感嘆が伝わってくるので,一緒に見てちょっと横から感想を言いたくなるような臨場感がある。よく知っている画家の話だけじゃなくて,「豆腐」の高橋由一,「外房風景」の安井曾太郎等,あまりよく知らなかった画家の絵を見る視点をもらえた。円空の仏像のザクザクも見てみたい!ずるいけど,大変有難い。

2018/06/16

ココロココ

猫町倶楽部・名古屋藝術部の課題本。雪舟の水墨画を生で観たことがないので、観たい。古墳のそばにある壁画も非常に興味深い。いつか観に行きたい。

2016/01/26

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