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野坂昭如エッセイ・コレクション2 (ちくま文庫)

野坂昭如エッセイ・コレクション2 (ちくま文庫)

野坂昭如エッセイ・コレクション2 (ちくま文庫)

作家
野坂昭如
大庭 萱朗
出版社
筑摩書房
発売日
2004-08-10
ISBN
9784480039767
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野坂昭如エッセイ・コレクション2 (ちくま文庫) / 感想・レビュー

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がらくたどん

「防衛」や「反戦」というある意味積極的で目的追及型の指向性の中には「こちらに理があれば」と目的のために命を懸ける戦いに反転する積極性と生真面目さが内包されていそうで怖いなとふと思う。野坂に「反戦対厭戦の思想」なる文章があった事を思い出した。野坂の政治・社会的発言に自分は共感しきれぬ部分が多いのだがこの一文だけは印象深い。反戦は他者に向けた行為であり目的を持つが厭戦は極めて個人的な心情なので圧力は弱いが誰にも押しつぶせないから、反戦と同時に厭戦の思想を広めたいという趣旨。また兵役とか言われる前にね~。

2022/04/29

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