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シュタイナー入門 (ちくま新書 272)

シュタイナー入門 (ちくま新書 272)

シュタイナー入門 (ちくま新書 272)

作家
小杉英了
出版社
筑摩書房
発売日
2000-11-01
ISBN
9784480058720
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シュタイナー入門 (ちくま新書 272) / 感想・レビュー

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佐島楓

シュタイナー教育の入門書かな、と思って読んだら、シュタイナー自身の思想背景の入門書。著者が面白そうな人ではあるが、当初の目的とは違うところに着地してしまったなあ。それはそれで楽しかったが。

2012/04/27

iwri

入門書としては著者の主張とシュタイナーの思想がゴチャマゼになっており不適格。シュタイナーの後半生~晩年を時代背景と共に追っていく点はよかったが、ところどころに著者自身の反西洋主義が透けて見える。結果的に、『いか超』の畏敬の立場をあれだけ称揚しておきながら、著者自身が批判する相手と同じ振る舞いをしている点に気づいているのだろうか。また、キリスト論を中核としながら、極めて表層的な部分にしか触れていない点は、著者がキリスト論を理解していないのではないかと疑わざるをえない。

2010/12/31

antoinette

シュタイナー入門としては2冊目以降に読んだのが正解だった。西洋思想史の「夜」の面が簡潔に説明されているのがよい。ヨーロッパでは正統教会からの苛烈な迫害で、異端・異教的な思想は隠れたもの=オカルトとならざるを得なかった、と。あと神智学協会とブラヴァツキー夫人のことがずいぶん持ち上げられていて途惑った。アニー・ベサントやアンナ・キングスフォードがただのオカルティストとは片付けられない人々(特にフェミニスティックな意味で)らしいとは思ってたが……著者の言うことが妥当なら、認識を改めなきゃいけないんだけど(続く

2015/09/20

Yuji Hamano

シュタイナーの思想の生まれた社会的背景をしっかりと知ると事が出来る。シュタイナーを知る上で「オカルト」というものがどのような背景で、今の様な位置づけになってきているのかという事を歴史と社会情勢、特に「オカルト」であると決めた側のキリスト教社会の当時の実情をふまえ現在の「国家」という思想に至たるまでの解説がされており、ステレオタイプに聞きかじっている「オカルト」との認識の差の大きさに気づかされた。

2015/10/31

giant_nobita

シュタイナー思想を理解するための前提となる知識(キリスト教・オカルト・近代ドイツ史など)について紙幅を多く割いていて親切な反面、シュタイナー自身の思想やその実践についての記述は少なくなっている。「入門の入門」といった感じ。

2013/12/30

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