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頭脳勝負: 将棋の世界 (ちくま新書 688)

頭脳勝負: 将棋の世界 (ちくま新書 688)

頭脳勝負: 将棋の世界 (ちくま新書 688)

作家
渡辺明
出版社
筑摩書房
発売日
2007-11-01
ISBN
9784480063922
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頭脳勝負: 将棋の世界 (ちくま新書 688) / 感想・レビュー

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mitei

プロの棋士、それも龍王のタイトル保持者の著者が誰でも読めるように書かれていた一冊。中々著者の発言を聞いたことなかったが、とても誠実で真面目そうな印象を受けた。こういう新書って面白くていいな。

2016/11/15

R

渡辺明当時竜王が書いた本なんだが、できるだけ符号を使わずに将棋の勝負を描いてて大変面白い本だった。自戦記を当時の気持ちや、考えの方で描くというのが新鮮で、将棋が強くない自分には、この方が臨場感が味わえて読み応えがあった。この頃強いといえば、羽生、森内、佐藤であったという話と、若い方では山崎、阿久津、豊島を挙げているのが印象深い。また当時のコンピュータ将棋への感想なんかも読めて、未来である現在との認識の差に驚きと楽しさがあった。

2023/12/29

Emperor

将棋は、メンタル面や心理戦の重要度が高く、偶然性の低い頭脳ゲーム。渡辺竜王独特のあの雰囲気や威圧感は、時に誤解されることもあるが、それは絶対的な”将棋”という存在そのものと対峙するための甲冑なのではないか。これからもぼくは渡辺明という棋士のファンであり続けたい。そして、スポーツを観るように渡辺竜王の将棋を”無責任に”楽しみたい。「竜王、そこは銀じゃなくて桂馬でしょう」と。

2016/10/12

太田青磁

将棋の場合、ミスは多くした方が負けるのではなくて最後にミスをしたほうが負けることが多いからです・流行のスパンは、短命のものでも一年〜二年。長いものでは十年近く・調子が悪いなと感じたら、すぐに何かしら手を打たないと、まけがこんでしまいます・家を出て、父親になったことで大人としての自覚が生まれたような気がします・私は、トッププロがコンピューターに負け越す日が来るとは思っていません・大事なのは攻める時は攻める、受ける時は受ける、と方針を徹底させること・桂以外は絶対詰まない形のことを桂ゼットと呼びます

2014/11/13

デビっちん

見た目怖そうな渡辺棋士の印象が覆りました。将棋という面白いゲームを広げるために、その魅力ある世界の厳しさ、楽しさを、プロ棋士の私生活を交えて記載されていました。自身の過去の対局を振り返り、そこでの心理状態を解説する場面がとても面白かったです。なんだか嫌な感じがするとか、相手の表情の明るさや空気感を敏感に感じとっていたようでしから。将棋は技術もさることながら、メンタルがモノをいう競技であることが深く理解できました。 プロ棋士になるだけで天才の領域ですね。

2017/05/03

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