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生命をつなぐ進化のふしぎ: 生物人類学への招待 (ちくま新書 745)

生命をつなぐ進化のふしぎ: 生物人類学への招待 (ちくま新書 745)

生命をつなぐ進化のふしぎ: 生物人類学への招待 (ちくま新書 745)

作家
内田亮子
出版社
筑摩書房
発売日
2008-10-01
ISBN
9784480064417
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生命をつなぐ進化のふしぎ: 生物人類学への招待 (ちくま新書 745) / 感想・レビュー

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月をみるもの

ここはホモサピも例外ではないように見える「哺乳類のばあい、繁殖するには、雄には雌、雌には食糧へのアクセスが最も重要なのだ。」一方で、違う部分もおおい「他の動物の目からはおそらく異様にみえる生き方は、人間が他の生物と比べて全く違う身体と心を得たから生じたものではない。自ら手を加えて変えてしまった環境とそれらからくる刺激が、従来とは異なる組み合わせあるいは異なるレベルで存在するようになり、その変化のスピードが早すぎて心身と社会のシステムの調整が間に合わないのだ。」

2021/03/28

おおにし

この手の本はいろいろ読んでいるので、さらっと通読。アカハライモリの雄が出すフェロモンを発見した日本人学者が額田王の歌から「ソデフリン」と命名したというエピソードが印象的。命名者の菊山栄博士、いいセンスしてますね。

2016/05/06

はりねずみ

進化のメカニズムと過程が知りたくて本書を手にとったが、それらに関する記述はほぼなかった。各章の繋がりは希薄で、全体的なまとまりが乏しい著作だった。副題を生物人類学への招待としているが、専門用語の説明が無いか不十分で不親切だと感じた。生物の豆知識集といったところか。とはいえ、各生物の多様な生き方を知るのは驚きの連続でやはり楽しい。ランク社会の闘争からくるストレス緩和の方法として同性間でも擬似セックスをする猿ボノボや二次性徴していないサブアダルト状態のオラウータンが戦略的繁殖を遂げている事などが印象的だった。

2014/02/06

tetsu

★2 タイトルにひかれ読んでみたが、進化のふしぎを感じるまでには至らず。新書なので幅広い研究成果をなど紹介しているものの表現が硬く読みづらい。福岡伸一の「生物と無生物のあいだ」のように、美しい文章で読者を引き込む魅力ほしい。

2014/01/08

うえ

「母系社会のブチハイエナは,雌は雄よりも身体のサイズが約10%大きくより攻撃的で…尿道端のクリトリスを通じて交尾・出産する。生殖管が長く曲がりくねっているので出産は難しく,死産や出産時の死亡率も高い」「32年間にわたる約1万2千人のデータから「肥満は伝染する」という」「ワキモンユタトカゲでは,成長および繁殖行動における雄の戦略が3タイプあり,これらはグーチョキパーの関係にある…成体の雄の喉元の部分はオレンジ,青,そして黄色の3色で3つの対立遺伝子o,b,yによって決定される」

2014/09/22

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