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わかりやすいはわかりにくい? 臨床哲学講座 (ちくま新書)

わかりやすいはわかりにくい? 臨床哲学講座 (ちくま新書)

わかりやすいはわかりにくい? 臨床哲学講座 (ちくま新書)

作家
鷲田清一
出版社
筑摩書房
発売日
2010-03-10
ISBN
9784480065391
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わかりやすいはわかりにくい? 臨床哲学講座 (ちくま新書) / 感想・レビュー

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おおにし

イデオロギーとはだれも正面切っては反対できない思想のこと。冷戦終結後終焉したはずのイデオロギーがまた蔓延しだした、という指摘は私も実感するところ。こんな時代だからこそ、「思考の肺活量」(いますぐわからないことに、わからないままつきあう思考の体力)が必要。思考の肺活量とは良い例えだと思う。鷲田先生の使う言葉はどれも私にはとてもしっくりきます。

2015/06/14

karutaroton

答えが分からなくても分からないなりにどう正しく処するか、意思決定するか、というはなし。待てない、寝かせられない子育てや評価制度、所有物に所有され返す守銭奴や嫉妬、サービスシステムが完備していく中で失われる生老病死への対応能力(マニュアルとかもそうだろうな)。分かってないことだけは分かっておきたいと。

2020/09/06

佐島楓

「こころ」とはからだのどこに在ると思うかなど、幼い頃不思議に思っていたような柔らかいテーマから入る文章が良かった。所有権のところが少し難しいくらいで、あくまでも平易な言葉で深いテーマを扱っている姿勢に好感を抱いた。

2011/08/04

篠田イツキ

自分とは何かー自分から自分を取り繕っている肩書きとか役割とかを剥いだときに残る自分とは何か、そして、そんな自分の成熟とは何か。私は本書から、そのような主題を読み取った。意味、ふるまい、人格、生理、時間、ホスピタリティ、責任、自由、コミュニケーション、弱さ、家族、成熟、市民性、知性。バラバラなテーマについての短編集のようなものであり、大変読みやすい。短編集といえども、「自分」というテーマにおいては一貫している。「自分」を考える上での切り口をたくさん用意してくれているのだという印象を受けた。

2019/03/14

まさこ

待つこと。難しいんですよね。子育て・介護では特に大事とされ、その通りだと思う。寝かせる。これは創作においては重要。すぐに解答を求める社会、できるものから解答するのを良しとする癖。分かっていることだけから解答してハイ一丁上がり・もう知らない気分になる習慣。受験勉強の弊害の大きさに気づいて言語化する著者はやっぱり有難い存在。実社会にあるのは答えのない問題。答えを探し続けることの楽しさが人生を味わうことなんじゃないかな。

2019/02/12

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