思考を鍛えるメモ力 (ちくま新書)
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「思考を鍛えるメモ力 (ちくま新書)」のおすすめレビュー
あなたはできてる? 頭が良くなる「メモ」のとり方って?
『思考を鍛えるメモ力』(齋藤孝/筑摩書房)
人の話を聞いているときに、突然「今、話したことのポイントを要約して言ってみて」と言われて、すぐに対応できる人がどれだけいるだろうか。もし、すぐにスラスラと要点を言えるのなら、メモをとる必要はない。いきなり聞かれてもちょっと困るという人には、『思考を鍛えるメモ力』(齋藤孝/筑摩書房)を読むことをオススメする。
メモをとったことのない人はいないかもしれないが、上手なメモのとり方を知っている人はそれほど多くないだろう。著者の提案するメモは、普通のメモとはちょっと違うのである。たとえば、魚を手に入れたいときには魚屋に行くことが多いだろう。あるいは、海に出て網で捕まえることもできる。このくらいの違いがあると、著者は言う。
魚屋の店頭には、海で捕れた魚が種類やサイズ別にきれいに並べられている。買い物客はそこから気に入った魚を選べば良い。しかし、魚屋を経由せずに海で直接魚を捕まえるには、自ら網を投げ入れる必要がある。このとき、良い網を持っていれば、良い魚が捕れる。もし、海に浮かぶゴミなどが引っかからず、自分が必要と…
2018/10/11
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思考を鍛えるメモ力 (ちくま新書) / 感想・レビュー
momogaga
メモは一時的な記録をするものと思っていました。それだけにとどまらず、思考を鍛え、本質を把握する力を養うこともできるんですね。本文で面白かったところは、第五章 達人たちの「鬼のメモ力」です。古典で有名な清少納言を取り上げています。作品の「枕草子」は上質なブログであり、作者の清少納言はカリスマブロガーである。確かに。古典の見方が変わりました(^0^)。
2021/04/24
momogaga
再読。まだまだメモ力は初心者です。あらためて「鬼のメモ力」を付けるために日々鍛錬しなければ。早速この本をメモしまくりました。
2022/11/06
こも 零細企業営業
メモはやっぱり重要なんだな。。その取り方は様々で自分のスタイルを確立するにはメモるしかない。
2020/10/04
bluemint
翌日には7割を忘れてしまう。だからメモを取る。それだけでなく、自分はどう思ったか、疑問点、触発されたこと、をも記入することで「攻めのメモ力」を手に入れられる。聴きながらメモを取るには練習が必要。箇条書きでポイントを押さえる。自分はこのポイントがうまく掴めず、話に追いつかない。
2020/12/20
takam
なんでも声に出したり、書いてみるとそのことは記憶に残る。そして、何度も書き続ければ思考は整理されてきて、自分の考えがクリアになる。メモを習慣にすることは思考を習慣化することである。
2020/06/15
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