大相撲40年史 ――私のテレビ桟敷 (ちくま新書)
大相撲40年史 ――私のテレビ桟敷 (ちくま新書) / 感想・レビュー
Tomomi Yazaki
著者は作家で、かなり難しい方のよう。でも目次を見ると懐かしいことばかり。杓子定規な相撲関連本に飽き飽きしていた私にとって、読まずしてなんとするって感じです。こんな本を待っていたんです。序言を読むと、まさに私の相撲への想いが綴られていて不思議な共感を覚えました。独断と偏見に満ちた内容も、何故か心地良い。ただし、ただ~しっ!突っ込みたくなる間違いや明かな勘違いが多々あり、その都度調べながらなので、読了に一週間もかかりました。不勉強な著者も悪いけど、出版社もちゃんとした知識のある方が編集・校正すべき。以上です。
2021/04/02
Asakura Arata
著者は私と同い年。自分が相撲観戦し始めたのは、横綱大鵬の後期くらいなのですこし威張れる。玉の海が大関玉乃島時代から好きだった。左手一本で相手を釣り上げたりしていたのを覚えている。横綱在位中に急死してしまい、ライバル北の富士が泣いているドアップ写真を新聞で見たときショックだった。文章は、連続ツイートを見ているような感じ。しかし相撲界は不祥事が多いな。それだけ透明度が高いということか。著者の書いた力士の似顔絵が全く似ていないものが多く、古い雑誌を引っ張り出して確認してしまった。
2021/03/21
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