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デュシャンは語る (ちくま学芸文庫)

デュシャンは語る (ちくま学芸文庫)

デュシャンは語る (ちくま学芸文庫)

作家
マルセル・デュシャン
ピエール カバンヌ
Marcel Duchamp
Pierre Cabanne
岩佐 鉄男
小林康夫
出版社
筑摩書房
発売日
1999-05-01
ISBN
9784480084897
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デュシャンは語る (ちくま学芸文庫) / 感想・レビュー

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zirou1984

Q:この本は?A:傘寿を目前にしたマルセル・デュシャンのインタビュー集。Q:何をした人?A:20世紀における芸術の概念を作りかえた人。Q:代表作は?A:便器にサインしただけの『泉』、ただしそれは彼のサインではなかった。Q:その意図は?A:彼のダダイズム的姿勢、全ての反-芸術的態度によるもの。Q:それは作品と言えるのか?A:デュシャン自身が作品だったのです。Q:インタビューを読んでわかったことは?A:彼はとても、とても幸運で幸福であったということ。死を目前にしても遺作について決して語らなかったということ。

2016/12/17

Bo-he-mian

実は本書を読んだのは30代の頃だったと思うけど、当時デュシャンを大して知らずに発作的に読み始めたんだよねぇ。たぶんアンドレ・ブルトンの『ナジャ』を読んだ直後で、そういう空気に酔っていたのかもしれない。しかしこの人の考え方の、あまりに型にはまらなさ加減ってのはホントぶっ飛んだね。特にあの有名な「大ガラス」・・・旅行中に友人に作品の管理を任せたら、間違えてガラス部分を割っちゃって、真っ青になってたら「これで完璧になった!」ってデュシャンが狂喜したっていう・・・物事にこだわっちゃダメだよって学びました(爆)。

2019/06/11

イリエ

読むだけでアートを感じる本でした。「描くのは、自由な存在でありたいから」。スーラ―だけは好きなようだが、それ以外は、視覚的で首まで網膜に浸かっているものと全否定。政治には何にもならない愚かな活動と切り捨て、神も信じず、芸術に対する期待さえもっていない。デュシャン、彼はその時間の使い方が最高の作品だった。

2017/08/15

しゅん

MoMAで観たデュシャンの作品はクールだけどどこか飄々とした佇まいで、それがとても素敵だと思えた。今回初めて彼の言葉に触れたけど、作品以上にとらえどころのない、まるで空を舞う微粒子のような人だな。芸術へのこだわりのなさを語っておきながら裏でちゃっかり制作してたり、破格のアヴァンギャルドアーティストであるにも関わらず極めて常識的かつ怠惰な態度を見せていたり、ともすればそこら辺にいる兄ちゃんが言いそうな発言に何故だか含蓄の深さを感じたり。インタビューも彼にとっては(ただの)アートの一つだったのだろう。

2016/11/14

イシザル

「大ガラス」を、運搬時に偶然できたひび割れが作品を完璧に近づけたっと気付いた瞬間 西洋は千利休のわびさびに追いついた瞬間だろう。特権階級に媚びず大衆にも受けるポップアートの幕開けを感じる。

2019/03/29

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