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剣の精神誌: 無住心剣術の系譜と思想 (ちくま学芸文庫 コ 26-1)

剣の精神誌: 無住心剣術の系譜と思想 (ちくま学芸文庫 コ 26-1)

剣の精神誌: 無住心剣術の系譜と思想 (ちくま学芸文庫 コ 26-1)

作家
甲野善紀
出版社
筑摩書房
発売日
2009-04-08
ISBN
9784480092090
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剣の精神誌: 無住心剣術の系譜と思想 (ちくま学芸文庫 コ 26-1) / 感想・レビュー

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allite510@Lamb & Wool

これは素晴しく面白い。武士及び剣術の精神性の高みが、ここまで開かれた形で(客観性を確保しつつ)語られた本は不勉強ながらあまり知らない。ただ剣を持ち上げ、自然のままに落とす。ほぼそれだけで他流試合千回不敗とか凄過ぎる。やはり武士の世、無駄に長くない。

2015/06/03

こうず

剣術という分野で武の極みの境地に至った無住心剣術は、しかし術理を超越した大自然との一体化を理想としたため、剣を操る技術である以上は俗世に留まり続ける他ないという矛盾を抱えて衰退した。剣術に限らず、ある限界にまで達した技術はもはや心法を磨くしかなく、それもまた限界に達すれば俗世と隔絶された至高の領域を求めてしまうというのは必然なのかもしれない。また、雑兵の技術として蔑まれてきた剣術が洗練されるに連れて思想性を帯び、それ故に実用性との間で相克を経験した事は、そのまま武士階級の思想の変遷の一端とも見られそうだ。

2015/05/24

mat

無住信剣術について、すごく詳しく研究されており甲野さんの本の中でも、判りやすく具体的に書かれていると本だと思う。

2013/05/09

いちはじめ

甲野善紀ではなく、本書に出てくる真里谷円四郎に興味があったので読んだが、やはりよく判らなかった。

2009/05/04

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