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荘子 内篇 (ちくま学芸文庫)

荘子 内篇 (ちくま学芸文庫)

荘子 内篇 (ちくま学芸文庫)

作家
荘子
福永光司
興膳宏
出版社
筑摩書房
発売日
2013-07-10
ISBN
9784480095404
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荘子 内篇 (ちくま学芸文庫) / 感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

2004年初出。書き下し文→原文→現代語訳→注。素人なので、現代語訳から読むと意味がわかると思う。必要なら書き下し文を音読すればよいか。「人間世」(じんかんせい)とは、人間の社会(109頁)。「すべて度の過ぎたものには真実味が乏しく、真実味の乏しいものは信用されず、信用されなければ伝達者が罪を受けます」(134-5頁)。適度、信憑性、信用の大切さ。「規範は人を縛る膠(にわか)であり、道徳は人間関係のつぎめであり、技術は商いの手だてである」(189頁)。ノルム、道徳、技術の配分も大事か。書き下し文は再読で。

2013/10/06

くま

孔子や孟子に対して、老子を読んだ時と同じように観念的でフワッとした印象。とても一度読んだだけでは理解できず、まるで禅問答を聞いているようだった。でも恐らく真剣に何度読んでも理解するには至らなそうなので、感覚的にこんな感じかなとイメージするぐらいで丁度良いのかな。

2022/09/17

pyidesu

読み下しも難しかったので現代語訳で読んだ。保坂和志が確か「『三十歳までなんか生きるな』と思っていた」かなにかで、時間と情報(命令)に齷齪する現代的思考の対極に位置する思考法として紹介していたので気になっていたから読んだ。中国思想の中でも特異な位置を占めていて老子や孟子と比べても何が言いたいのかわからないくらい超然としている。まるでその辺に漂う空気か電磁波の行き交う電磁場のようなものになれとでもいうんだろうか。価値転倒の伝統はニーチェからディオゲネスまでしぶとく続いている。我々も激しく混乱しながら読んでいる

2019/05/29

りりし

疲れているときに読むと、自分のちっぽけさを知り、心が楽になります。

2013/12/18

jiroukaja

書き下し、原文、訳、用語解説の順。久々に読んで楽しかった。

2013/09/14

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